NO.525
あなたにとって「嫌なこと」が起きる
途端にあなたは「ネガティブに成り」縮こまる
もう「そのことばかり」が頭から離れない
そこから解決策なんかを考えてしまっている
だが、そういう「嫌な気持ちで考えているときの解決策」も
上手くいかないだろうことを
あなたはうすうす感じている
それが「不自然に成ること」を知っているからである
だが、このままではいつまで経っても
「そのこと」が頭の中から離れない
さあ、ここだ
「その位置」で解決策を考えても「右か左」にしか成らないのである
だから、ここを越えていかなければならないのだ
事実として、そこに在るのは
「犠牲者意識」である
これが現れたら
そこが「あなたの限界」を示しているのだ
あなたは「何かが奪われる」と思ってしまったのである
だが、このとき同時に「何かの変化」も起こっているのだ
なのに、あなたの持っている「犠牲者意識」がそこで邪魔をしているのである
だから、この「犠牲者意識」を超えていかなければならない
これは「『嫌なこと』が気にならなくなる」ことである
気にならなくなれば「解決策」など必要としなくなる
このとき、あなたは「犠牲者意識」を超えたのだ
事実を言えば
「犠牲者意識」とは「『あなた』が創ったストーリー」なのである
それは「幻想」なのだ
あなたは、その「幻想」と独りで闘っているだけなのである
さて、「非暴力、不服従」を貫いたマハトマ・ガンジー
彼には「犠牲者意識」が無かったのだ
もし、彼が少しでも「犠牲者意識」を持っていたなら
あの偉業は達成されていなかっただろう