「あなた」が何もしないとき未知がひらく

中島みゆき「空と君のあいだに」より

NO.501

この歌は、本質を突いている歌である

まず、ここで言っている “僕” というのは

“愛(生)” のことである

つまり、いつも君 を見護っている

“愛” のことである

そして、君とは、そのまま あなた のことである

つまり、この歌は

あなたが、“生” からズレていることを

“愛(生)” が気付かせようとしている歌なのである

その “愛” は、“いつもここに居る”

なのに、あなたは “それ” に気付かず振り払ってしまう

このことに、あなたが気付けたとき

あなたはそこで笑ってしまうのだ

なぜなら「悪」というのは

あなたが、“愛(生)” を振りはらったときに生まれる

「反作用 だったこと」を知るからである

あなたが “生” から外れたとき

“愛(生)” は、「悪?(反作用)」に姿を変える

そして、あなたを “生に戻そう” とするのである

“生と共に在るあなた” こそが、“本来のあなた” であり

そこに “微笑みが在る” からだ

そう、あなたとは本来、この “微笑み” なのである