「あなた」が何もしないとき未知がひらく

イエスの「富んでいる者」

NO.454

 “ よく聞きなさい。
   富んでいる者が天の国に入るのは、難しいものである。

   また、あなたがたに言うが、
   富んでいる者が神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい。”

ここで「らくだ」と訳されているものは、ヘブライ語の聖書だと「綱」に成っているそうである
もちろん「綱」の方がピッタリだ

  

さて、この話でイエスが言っている「富んでいる者」とは

すでに「富」を持っていて、その「富に執着している者」のことである

この「富」は「お金」だけに限らず

「社会的地位」や「今まで蓄えてきた知識」など全般においてのことである

「それらの持っている富」をず~っと抱えたまま

「手放さない努力をしている者」のことをイエスは「富んでいる者」と言ったのである

この者は「今までの状態」を固定しているのだ

これでは、“天の国” に入ることは出来ない

“天の国” は、“生きているもの” だからだ

“天の国” とは、そのまま “生”のことである

だから、“生と共に在る者” だけが

“天の国に入れる” のである

そして、ここに入ったら “永遠に富むこと” が出来るのだ

なぜなら、ここには「対」が無いため

“絶対的な安心感が在る” からである

その “安心感と幸せ” が

“あなたの元” にずっと現れ続けるのだ