「あなた」が何もしないとき未知がひらく

ツインレイ

NO.460

「感情」は「過去」に依存している

「過去」が無ければ「感情」は起きないのである

この「過去」とは「思考」のことである

だが、ここで言う「過去」とは「あなたの過去の位置」のことである

  

さて、あなたの内に、今までずっと在った「ある想い」

ずっと、そのような異性と巡り会って

その人と一緒になるだろうと疑いもしなかった「その想い」

「その想い」は、今までのどんな異性にも感じることは無かった

だから、どんな異性と出会っても、何か物足りなく感じてしまい

「何かが違う」と思ってしまう原因になっていた「その想い」

あなたは、ずっと「その想い」を抱えたまま生きてきた

だが、それが、あるときある異性をきっかけにして

それが、そこに起こるのだ

そう、ついに 「魂が震えるお相手」 に出会うのである

  

だが、なぜ、あなたはその様なお相手に出会ったのだろうか?

この様なお相手は、そう簡単に誰もが出会えるものではない

そう、これは、あなたが「過去に戻ったとき」に現れるものだからである

「過去に戻る」というのは

「既に知っていることを、もう一度やり直さなければならない状況になっているとき」である

これは「頑な過ぎたあなた」が、それゆえに「新たな視野を広げなければならなくなったとき」である

そんなときに、あなたは「あなたの過去」と出会うのだ

そう、あなたが今までずっと抱えていた「あの想い」に合致するような「お相手」に出会うのである

この感覚は、今までのどんな異性にも感じたことがなかった “一緒に居るのが当たり前の感覚” であり

“他人とは思えない感覚” なのである

なぜ、こう成るのかと言うと

あなたはもう「それを知っているから」である

あなたには「その記憶」があるのだ

そんな異性に、あなたは出会ってしまった

出会ってしまったことで魂が震えている

もう普通のままではいられない

あなたの身体中から “抑えきれないもの” があふれ出している

これは「容姿や雰囲気などで好きになっている」のではなく

“魂が突き動かされる如くの好き” なのである

当然、この時点であなたは「この人が人生のパートナーだ」ともう既に決めている

だからあなたの「恋のアプローチ」にはまったく躊躇がない

というか「恋のアプローチ」などと計算染みたことは一切していない

突き動かされる如きに行為が起きているのである

そんな “あなたの愛の乗った行為” を、お相手は “えっ?” となりながらも受け容れていく

なぜなら、そこでは、お相手が受け容れるところまでで “ワンセットに成っている” からである

だから、そこには「違和感」が存在しないのだ

つまり「反作用」が存在しないのである

そんなあなたの様子に、お相手は少し驚いている

ということが、あなたにも判っている

なぜなら、自分でも驚いていることが起こっているからである

あなたは真剣だからこそ、またお相手の力量を認めているからこそ

甘えてくるところ以外では「ダメ出し」も行っていく

そこに嫌味が無いし真剣だから、お相手にはストレートに伝わっていく

これは、お相手の「えっ?という新しい発見をしたような表情」を見ていれば判ることである

お相手からしたら、なぜ自分に対してこんなに真剣なのかが解らない

なぜ、こんなにもあなたから好かれているのかが解らない

だから、少しあなたに対して警戒したり疑いの目を向けてきたりする

これは、あなたが「『ある部分』ではお相手の範囲」を超えているからである

あなたは少し前から、しぶしぶだが過去に戻って「もう一度同じところ」を新しいやり方でチャレンジしてきた

失敗しながらも「今までとは違った視野」を広めてきた

だから「昔の位置」よりやや視野が広くなっているのである

当然、あなたは「あなたが今まで居た位置」のこともよく知っている

だからこそ、お相手が「ある部分では今のあなたを理解出来ないこと」も解るのだ

もし、あなたが「昔の位置のまま」で居たならば、2人はピッタリと合っていただろう

ということが、あなたには解かっている

なぜなら、それは「あなたの過去」だからだ

だからと言って、あなた自身も視野が広くは成っているものの

まだ自らが「今の位置」に定まりきれていないのも事実である

だから、お相手から見ると「少し怪しい人」に見えているのかもしれない

ということも、あなたには解っている

なぜなら、あなた自身も「あなたが昔に居た位置の視点」から見ると

「今のあなた」をそのように捉えるだろうからである

だが、あなたはもう「昔の位置」に戻る気はない

というか、もう戻れないのだ

一度、新しい視野を持ったなら

それを「無し」には出来ないのである

お相手の方は、前の恋愛で心に傷を負っている

これはかなりのものである

だから、事ある毎にあなたを試してきたりする

これは、あなたにとって「とても窮屈」なことになる

なぜなら「試す行為や、駆け引き」は、“生” からズレる行為だからである

だから「それ」を行ったところから二人はズレ始めるのだ

これは、あなたは “生” に在っても、お相手は “生” に在らなかったということである

とはいえ、あなた自身も「いろんな失敗続きでもうヘロヘロな状態、自分が定まっていない」ときだった

だから、精神的にかなり怪しい状態だったのも確かである

こんな状態のときに、こんな2人が出会ったのである

だからもう、あなた自身にも、それ以上のパワーが残っていなかったのも事実である

そんなときに、あなたにとって決定的なことが起きるのだ

これは、お相手が「過去の恋愛の恐怖心」から起こしたものである

これは、お相手にとっては「ごく普通の感覚だった」のかもしれないが

これが「お相手の普通の感覚」なら「信頼関係を築くことが出来ない」とあなたは思ったのだ

それくらい、あなたにとっては「低い周波数の出来事」だったのである

「そのありえない周波数」に、あなたは覚悟を決めるのだ

これは、この事だけではなく、今までのことを振り返ってみてもずっとそうだったのだ

とにかく、そこに「思わせぶりな態度や、駆け引き」が感じられて信用が出来ないのである

だから、あなたはもう「その位置から離れること」を決めるのだ

この決断は「あなたの弱さが起こしたものだ」と言えるのかもしれない

事実、これ以上頑張るとあなたは崩壊してしまう位に精神的に弱っていた

いや、もう自分を保てていなかったのである

もし、あなたがお相手と出会う頃よりも、さらに前の「ごく普通の精神状態」だったなら

お付き合いはもっと自然に進んでいたのかもしれない

だが、あなたがお相手に出会った頃に既に負っていた「精神的ダメージ」が それを不可能にしたのである

あなたには、もうそれ以上にお相手を追いかける力は残っていなかったのだ

あなたは「自分を守るために逃げた」のだ

このとき、あなたは「一番大切なものを失った」と切実に思った

だが、あなたの「好きだ!という気持ち」は、そう簡単に割り切れるものではない

あなたは「お相手があなたのことが好きだからこそ、それを起こした」ということも分かっているし

また、あなた自身も「お相手に対する震えるくらい好きな気持ち」と

「そこからの脱皮」との狭間に立って

あなたは動けなくなって、2日間ほど寝込んでしまうのだ

あなたは「思考や感情が大暴れしている」のを、ひたすらに耐えて「それら」を抑えこんでいる

だが、このときに “「それら」を抑えこんでいるもの” とは、いったい “何” なのか?

このときに、あなたの中で何やら変化が起きるのだ

そう、あなたの中に “空” が現れるのである

と同時に、そこが “クリヤー化されている” のである

  

だが、このときの周りの者たちはまだ騒いでいる

どうやら、あなたが情けないことになっている風である

「あかんたれやから・・」などと言われてしまう

何度も何度も、そのようなことを言われてしまう

二人を知っている周りの者に、あなたの味方はほとんどいない

というか、二人を知っている者に会う度にあなたは責められ続けている

あなたは、なんでこんなことになっているのかが解らない

あなたは「二人のことは二人にしか分からない、それをみんなの前で話すことじゃない」と言ってひたすら貝になっている

そして、ついにあなたは酔っ払ったせいもあるが、みんなの前で大泣きをしてしまう

これは「自分の中の訳の分からない涙にプラスして、今までの失敗を積み重ねてきた悔し涙が合わさったもの」である

あなたは崩壊してしまったのだ

だが、この「カタルシスを吐き出す涙」であなたは「今まで」を流したのである

  

このあと、すぐに、あなたは “新たなもの” に出会ってくる

あなたが「過去」から脱皮したことで

そこに “新たな世界” がひらいたのだ

ここから、富も、異性も溢れかえってくるだろう

これは、驚くくらい高濃度に起きてくる

そして、その中に、ひとりだけ “とてもリラックス出来て尊敬できるお相手” が居るのである

そのお相手といると、あなたはとても安心する

その安心感から何でも話せてしまう

いろんなパフォーマンスが活き活きと出てきてしまう

いつも一緒に居て、そこに重たさは微塵も出て来ない

言い合いになることなんか、ほとんどない

その “自然な空気感”

いつも居心地がいい2人

そこには、“ある振動波” が生まれているのである

この、リラックスした “あなたとお相手” との “あいだにあるもの”

この “振動波” こそが、“愛” なのである

“愛” とは、この “存在の振動波” のことである

この “存在の振動波” は一切「過去」には依存していない

“今、ここに起こっている” のである

このことが解かるまで

つまり、「“愛” とは『感情』ではなく “存在の振動波” であること」に気付くまで

あなたは “愛の探求” を続けるのである

  

だが、このときのあなたは、まだそこに「何かが足りない」と思っている

それは、あなたが生まれてから「ず~っと持ち続けていたもの」

そう、「あの想い」である

あの「お相手に感じたときのような魂の震え」が、そこには無いのだ

だから、あなたはまた「それ」を追い求め始めていく

次から次へと、溢れかえってくる異性との出会いとその関係性

だが、そこにも「あの想い(魂の震え)」は起きないのである

「あなたが追い求めている」のは「恋心」以上の「あの想い(魂が震え)」なのである

だから、あなたは未だに「あのとき出会ったお相手と同レベルの魂が震え」を得ようとして、それを求めていくのである

だが、あなたが求めている「魂の震えが起きる」、その “片割れと成る異性”

その “「異性」そのもの” は、「今のあなたの位置」には決して現れないのである

なぜなら、その「あなたが追い求めている異性」 とは、「あなたの記憶(過去)の中にあるもの」だからだ

だから「今のあなたの位置」に現れる人は、どんな人であっても「あなたが求めるものの、対象」にしかならないのである

“それそのもの” にはならないのだ

つまり、ツインレイは『この世界の中』には居ないということである

あなたの “ツインレイ” が現れるためには

この「あなた」が消えないといけない

このとき、“そこにあるもの”

言うなれば、これがあなたの “ツインレイ” である

これは、このときそこに居る異性を “あなたがツインレイに変えてしまう” ということである

  

さて、これから、あなたが “ツインレイを生み出そう” とするのなら

一度「あなたが持っている恋愛のイメージ」を、“クリヤー化” するといい

特に、今、異性との出会いがほとんど無い場所に居て

漠然とした「好きな異性の感覚」を持っている人は

「その感覚」を捨てるべきである

「その感覚」は過去に依存しているからだ

それは「前世からの想い、未練(カルマ)」なのである

その「未練というカルマ」を手放さないかぎり新しいものは出てきにくいのだ

また、“新しい人” が出てきても、あなたは “その人” を観ようとはしないだろう

そして、あなたにとって、お相手らしい人が出て来たら

そこに在る “居心地の良さや、安心感や、穏やかさ” を頼りにするのである

これは「お相手から放たれる心地よい言葉からや、奉仕の多さから」起きてくる「その場かぎりの感情」ではなく

そこに “生まれている穏やかな振動波” のことである

さらに、もう一つ大事なことがある

それは「二人が同じ方向を向いているか?」ということである

この2つが、そのお相手とのあいだに在るのなら

そのお相手は「今までに思ってもいないタイプの異性」になるはずである

その人は、あなたにとって “新しいから” である

そして、ここからあなた次第で、その “お相手がツインレイに成る” のである

これは、“愛” であるあなた自身が “ツインレイを創り出す” ということである

これは、その異性だけでなく、あなたの周りにあるもの全てを

“あなたがツインレイに変えてしまう” ということである

  

だが、まだもう一つだけ

物理的に「この世界の中」に “ツインレイが居る可能性” が残っているのである

それが、“量子もつれ” である

もし、“この関係” にある二人の人間が「この世界の中」に居るならば

それは紛れもなく、本物の “ツインレイ” である

  

さて、最後にあなたが大泣きした頃のことである

その当時、あなたはひょんなことからジョイントコンサートに参加することになるのである

それは二人が出会ったお店が企画したジョイントコンサートである

その中の「あるチームの一員」としてあなたはみんなと一緒に歌うことになるのである

そのため、あなたは週末毎にみんなと集まって一生懸命に練習をする

そして、ジョイントコンサート当日である

あなたは出演者だから

一足先に、開場前のライブハウスに入っていく

そのときにあなたは目撃するのだ

出演者であるあなたよりも先に「一番前に並んでいるお相手」を

しかも、そのお相手の様子が

あなたが前に一度、話したことに関することを醸し出していて

とても幸せそうにウキウキしていたのである

あなたはすぐに解った

お相手が両手を広げて会いに来たのが解ったのである

お相手はこのような無邪気なところがあった

また、このコンサートは録画されていたから

後で見たときに、お相手が楽しそうに、はしゃいでいた様子が映っていた

これらのことを他のメンバーたちが見ていたからこそ

あなたがお相手から離れようとしたときに

みんなが一斉にあなたを責めたのだ

だが、あなたはこのとき「この子、いまさら何をやってるのだ??」としか捉えられなかったのである

このときに、お客さんが並んで待っていた位置はライブハウスの側面である

そこから縦方向に(奥に向かって)並んでいたのである

だから、一番前で並んでいるお相手だけがよく見えたのである

お相手は、ライブハウスの側面の壁を背にして座っていた

つまり、お相手は横向きになって座っていたのである

そして友達ととても楽しそうにしていたのである

だから、あなたが入っていく姿には全く気付いていなかった

これがあなたがお相手を見た最後である

  

そして、それからさらに20年が経ったあるとき

今もなお、お相手があなたに会おうとしていたことを偶然知ることになるのである

あなたが友人と久しぶりに呑んでいて最後のお店にいたとき

その友人から「あのテニスの子覚えているか? あの子がお前とあのお店で会いたいと言っているのだけどどうする?」と突然訊かれたのである

あなたはあまりにも突然のことだったし

あなたにとって、もうすっかり終わってしまっていた恋だったから

今更会ってどうするのだ?という気持ちから「いや~、もういいわ~」と返答してしまうのである

だが、不思議に思ったことは、友人とお相手との接点は全くなかったはずなのである

なぜ、友人はお相手を知っているのか?

そして、その後、友人が話し始めたのである

この前、あの子に呼ばれてテニスの大会に行って、一人だけ女子の方に出たのだと

そこで男子の方の大会に出ていた知人に偶然会って「お前、女子の方で何やってんだ」と言われてしまったという話をしたのである

あなたはその話を聞いて思わず笑ってしまったのだ

そして、お相手らしいとも思ったのである

そして、その帰りに打ち上げをやったという話も聞いたのである

女子の中で、男子が一人だけで打ち上げである

あなたはお相手のテニス仲間を知っているから

その場の友人の姿を想像しただけでまた笑ってしまったのである

この日は、こんな感じで終わったのだが

その後、数日してから思い出したのである

そう言えば、友人は何度かあなたに「テニスをやろうか?」と言っていたことを・・

これはかなり前からである

それもだいぶ間をおいて数回あったと思う

考えてみると、あなたの友人がそんな発案をする訳がないのである

その友人は腰を悪くしていて

また、高校を卒業してから一度もそんな事を言ったことがないし

自らで何かを企画する人ではないからだ

だが、あなたはそれを聞いたときとても嬉しくなって

かなり乗り気になって「おーそれいいな、みんなに声をかけて久しぶりにやろう」

さらに、その後も「普段使いでも履けるテニスシューズを買ったぞ」

「ラケットも新しいのを、何々君のお店で買うから一緒に行こう」と逆に友人を誘っていたのである

だが、それは起こらなかった

もし、このとき、あなたの友人が「テニスをやろう」の発案者だったら

我々のテニス仲間で普通にテニスをやっていただろう

だが、そのあと全く話が進んで行かなかったのである

そこで、あなたは気が付いたのだ

今まで「テニスをやろう」と言っていた発案者の大元は、お相手だったのではないかと

だとしたら、お相手はずっと発案し続けていたということである

お相手は「いろんな集まりの幹事」をやらせたらピカイチである

その当時も、いろんなことやっていたが、ほぼお相手が全部仕切ってやってくれていた

事実、男女15名くらいで「テニスの会」をやったときには

お相手がコートの面数の確保から、初心者ばかりだったため足りないラケットの確保(お相手はまっさらなラケットを1本買っていてそれをあなたに貸してくれていた。そのラケットの先をあなたは地面に擦ってしまった。その傷は今も残っているはずである)、そして順番にペアを変えていくこと、試合の組み合わせなどを一人でやったのである

そして、二次会のお店の予約もお相手が一人でしてくれた

あなたは男性陣をまとめただけだったが、その男性陣はほんの数回会っただけの者ばかりだったため、その辺りは気を使っていたが、ほぼお相手に従うだけでよかったのである

そんなお相手はあなたに「私、幹事するの好きだから全然苦にならない」と言っていたのである

つまり、お相手がずっと「テニスの会をやろう」と友人に呼びかけていた方が自然なのである

それに対して友人は「一応言ったけど男子のメンバーが集まらない」など言っていたのだろう

そんな友人に対してお相手は、これでは全く「テニスの会」は進まない思って

今度はテニスの大会を利用して(ここがお相手のテニス業界での凄いところかもしれない)

たぶん大会の終盤頃に、女子コートの隅っこの空いているコートをちょっとだけ使わせてもらってもいいですか?的なことを言っていたのかもしれない

これなら男子のメンバーが少なくても、女子の友達と合わせてテニスをすることが出来る

ここに、お相手が「あなたも呼んで」と友人に言ったのかどうかまでは判らないが

またしても、あなたは来なかった

そもそも、お相手とあなたの友人との接点は全く無かったのである

その時点で、お相手が動いていたのが分かるのである

たぶん、あのお店に偶然居合わせたときに、あなたの友人だと聞いて、お相手から接点を持ったのだろう

これは間違いなくお相手から接点を持っていってるはずである

友人はそんなことは出来ないし、お相手はそれが出来る人だからである

そして、そこから辿っていって「テニスの会」をやろうとしたのだろう

ここでもし、お相手と友人とがいい関係になっていたとするなら

友人は、わざわざ女子の方に一人で入ってテニスはやらない

友人は腰を悪くしているから大会を見に行くだけだろう

また、それまでの友人の言動から誰かとお付き合いをしている気配は全くなかったのである

しかし、それでもあなたはその大会にも来なかった

お相手は、もう無理だと思ったのだろう

だから、最後の手段として「あのお店で会おうと言ってみて」と友人に頼んだのである

お相手は長い間、あなたの友人を頼ってきたが一度もあなたまで届いていなかったのだ

このときにお相手は「これで最後だから」的なことを友人に言ったのかもしれない

それで、初めてその声があなたまで届いたのだ

つまり、これがお相手にとっての最後の望み「最後のアプローチ」だったのである

それなのに、あなたは「いや~、もういいわ~」とお相手にとって絶望の返事をしてしまったのである

お相手は、この返事を聞かされたとき「もう二度とあなたには会えない」と悟ったことだろう

だが、この時では、まだこれが「さらにとんでもない返事だったこと」にあなたは気付いていなかったのである

これが「2019年のコロナ騒動」が起きる少し前である

あなたの友人はこのような癖を持っているのである

以前にも2度ほどあったのだ

  

それから、さらに4年が経ったあるとき

あなたはまたお相手のことを思い出すことになるのである

2023年6月頃である

この頃から、あなたは周りが “明らかに変わっていること” に気付き始めるのである

新しい人との出会いが増えたり

仕事の業績が急激に上向き始めたりしていたのである

そして、その新しい仕事がらみの会社の位置をネットで調べている内に

その会社の最寄り駅の一つ手前に、お相手が通っていた高校名とよく似た駅名を発見したのである

その続きで、お相手が通っていた高校の位置を調べてみると、その駅はまさにその高校の最寄り駅だったのである

そこは、あなたが昔よく遊びに行くときに普通に車で通っていた道の近くであり、その近くの焼き肉屋さんにも何度か行ったことがあったのである

あなたは、こんなにもよく知っている身近な場所の近くに、お相手が3年間通っていた高校があったことに驚いたのである

そして、その高校を調べたときに、その駅の近くを散策する動画があったので、それを見ていると「あ~、あの子は3年間ほぼ毎日この景色を見ていたのだな」という思いが湧いてきて

ややノスタルジー気味になったそのとき、強烈な「哀しみ」が襲ってきたのである

そのあまりの「哀しみ」に耐え切れなくなって「お相手のことを考えるのを止める」と「哀しみ」が治まっていく

そして、また「お相手のことを考える」と身体が収縮して、凄まじい「哀しみ」が襲ってくるのである

あなたは何が起こっているのかが分からなかった

だが、この「哀しみ」が「お相手が感じている哀しみ」なのではないかとふと思ったのである

もし、この「哀しみ」がお相手のものだったとしたら大変なことである

思わず「あの子、大丈夫なのか?」という思いが湧いてきて

この状態が一体何なのか?を探るために、数分間ほど「その状態」に入ったままにしていたら

3日間程、身体のある部分がおかしくなってしまったのである

その後、夜中にも身体が収縮し、その「哀しみ」が襲ってくるようになり

お相手のことを思い出して仕方なくなってしまったのである

このとき、たぶん「お相手の何か」にアクセスしていたのだろう

「あの当時のいろんなことが解るようになってきた」のである

透視? 降りてきた? チャネリング?

そんな立派なものではないかもしれないが

なぜか解るようになったのである

以下がその解ったことである

  その当時、お相手はあなたよりほんの少し前に他の者とのお付き合いが始まっていたのである

  その者は「あなたとお相手が初めて出会ったバー主催の飲み会」に一緒に参加していた者である

  よって、その者も、そのとき初めてお相手と会っているのである

  だから、ほんの数週間というタッチの差である

  そして、その者がお相手と「別れることを拒んでいた」のだ

  その者は、あのジョイントライブにも一緒に参加していた者である

  だから、お相手からしたらあなたと近すぎる人物だし

  もめてはいけないと思ったからなのか

  あなたには「このこと」が言えなかったのだ

  もし、あなたと何の関係のない人物だったら

  「もうしばらく待って、ちゃんと話をして別れてくるから」とあなたに言えばいいだけである

  だが、それが出来なかった

  ましてや、あなたと近すぎる人物と付き合っているとなると

  あなたが離れていってしまうかもしれない

  だから、お相手は水面下で「別れ話」を進めていたのである

  だが、その者がなかなか別れてくれなかったのだ

  このときにお相手にはかなりの圧がかけられていたのである

  このストレス

  「このストレス」が、デートのときの「お相手の駆け引きや思わせぶりな態度」として

  あなたの前に表れていたのである

  「このこと」を知らなかったのは3人の内、あなただけである

  そして、その後「お相手の相手」がやったことは

  あなたに別の人を好きになってもらうために

  いろんな飲み会を企画してきたのである

  あなたもこの時には既に、お相手から離れることを決めていたから

  お相手にも全く連絡をしていなかったのである

  そのような中、その後2か月ぐらいが経った頃だろうか

  お相手は、なんとか「その者と別れることが出来た」のだろう

  だが、まだその者からは「毎週コンサートの練習をしているからそれが終わるまでは静かにしとけ」とか言われていたのかもしれない

  そして、そこから解放された様子が、ジョイントコンサートでのお相手の様子に繋がってくるのである

  あなたは、お相手が「幸せいっぱいで両手を広げて飛び込んできた」のが解ったし

  とにかく楽しそうだったのである

  それはまるで「JR東海のXmas Expressの牧瀬里穂」みたいだったのである

  そんな様子を、他のみんなも見ていたからこそ、後にお相手から離れようとするあなたを見て責め立てたのである

  

この「あなたが何かにアクセスして解かったこと」が正しいとするならば

全ての辻褄が合ってくるのである

   

「このようなこと」が解ってしまってからは

お相手のことが、いたたまれなくなってしまったのである

もう会いたくて会いたくて仕方なくなってしまったのである

4年前、お相手があなたの友人を頼って「あのお店で会おう」と言ってくれたときのお相手の気持ちを考えてみたとき

また、そこにくるまでの間にどれほどの労力をお相手が使っていたかということを思い知ったとき

もう、いたたまれなくなってしまったのである

それなのに、あなたは、そのお相手の望みを「もういいわ~」の一言で「ぶった切った」のである

あ~いたたまれない

このとき、あなたは初めて切実に「会いたい」という気持ちを体験するのである

♪「会いたくて会いたくて震える」♬「あれから思うように息が出来ない」などといった

思わず天に手を伸ばしてしまいそうな、吐き気を伴う強烈な「会いたいという想い」を初めて体験するのである

だが、お相手と会おうとするにも、お相手と繋がっていたあなたの友人とも

あなたの波動が変わり、周りに変化が起きて来たと共に切れていたし

あなたは、あの当時からお相手の連絡先を消去していたから無理だし

その後、お相手からの電話が2コールほど鳴って切れたことがあったが

あなたは「この人とはパートナーシップは組めない」と決断していたから

あなたは返信をしなかったのである

これはお相手の電話番号を消去した後に連絡がきたから

携帯電話には名前が出ていなくて番号だけが表示されていたのだが

なんとなく番号は覚えているものでお相手だと判ったのである

また、お相手は「とんでもなく低い周波数なこと」を起こしているから

お相手側からは限りなく電話をかけにくくなっていたのである

ここで二人の連絡が途絶えたのだ

お相手の自宅も、かなり前になるが、偶然仕事でその前の道路を車で通っていた時に急に思い出して「そういえばあの子の家、確かこの筋だったな」と寄ってみたことがあったが、表札が変わっていたのかそこに見つけられなかったのである

つまり、もうあなたからは、お相手と連絡を取る手段が無くなっていたのである

だが、その後も「お相手の何か」にアクセスしてからというもの

夜中にも「哀しみと身体の収縮」が襲ってくるようになったままである

このままではいけないと思い

また、この「哀しみ」がお相手のものだとしたら、少しでもその解消になれればと思い「このこと」を解消するために

あなたは、24年程行っていなかった「二人が出会ったお店」に行くことに決めるのである

そして、オーナーに「お相手とこのお店でまた会えるようにセッティングして下さい」とお願いをしにいくのである

このことを決断するまでに「いまさら過去を振り返ってどうするのだ」とかなり悩んだのだが

これは “今、起きていることなのだ” と気が付いたのである

さらに不思議なことに、あなたの中から “小さな声で「行く」” と聞こえたのである

こんなことは初めてだった

そして “その声” を信じてみようと思ったのである

  2023年8月23日(火曜日)、お店に行ったが、そのことが言えなかった
    その後も「哀しみ」が襲ってくるのが止まらない

  8月29日(火曜日)、このときお相手が〇〇したことを知った
    そのため何も言えなくなってしまった
    しかし、その後も身体が収縮して「哀しみ」が止まらない

  そして9月5日(火曜日)、3週連続で通って、ついにオーナーにお願いをしたのである

  

そして、ここからが24年ほど行っていなかったお店のオーナーとのやりとりである

まず、久しぶりの挨拶を済ませたあと

そのあとにオーナーがあなたに発した一言目の言葉が「結婚した?」だったのである

それも真剣な面持ちで訊いてきたのである

あなたは、え?と思った

そして「してないです」と答えると

オーナーは、ニコッと笑って優しく接してくれた

たぶん、あなたが離れて行ってしまった時が強烈だったから心配してくれていたのかもしれない

そして、しばらくして、あなたがお相手の話を切り出すと

「あの当時、あの子(お相手)は何君と付き合っていたんじゃないかな?」とオーナーが平然と言ったのである

あなたは驚いた

これは「あなたがお相手の何かにアクセスして知ったこと」と当たっている

だが、あの当時、あなたがお相手から離れていくことを一番咎めたのがオーナー自身だったのである

だから、あなたがお店で大泣きをしてしまったのである

そのせいで、あなたはあのお店に行かなく、行けなくなってしまったのだ

だとしたら、このことをオーナーがいつ知ったのだろう?

たぶん、あなたがあのお店から離れた後になって、いろんな話が出てきたのだろう

つまり、その当時は、オーナーもメンバーのみんなも「二人」と言えば

「あなたとお相手のこと」だったのである

そんな「二人」を見ていたからこそ

ジョイントコンサートでの「お相手の喜び溢れている様子」を目の当りにしたオーナーもメンバーもが

お相手から離れていくあなたを一斉に責め立てたのである

  

だが、その当時、あなたがお相手との関係の中でリアルに見ていたものは

「あなたと二人でいた時のお相手の様子」で全てだったのである

「駆け引きや、思わせぶりな態度ばかりする信用出来ないお相手」で全てだったのである

お相手はみんなといるときはいつも明るく元気いっぱいだったが

みんながいる前であなたが話しかけると、いつも素っ気ない感じだったのである

また、あなたと二人っきりでいる時は「いつも暗い顔をして、すねたように怒ってばかりいた」のである

あなたはほとんどお相手の笑顔を見たことがなかったのだ

とにかくお相手は不安だったのかもしれない

周りの目も気になっていただろうし

二人でいる時のお相手は縮こまっている感がものすごくしていたのである

お相手の相手からも「俺が恥をかいて、あのお店にも仲間にも会いにくくなるじゃないか!」的なことを言われていたのかもしれない

だから、お相手は動けなかったのである

そして、これはあなたの「不満げな雰囲気」を感じ取ってのことだと思うが

「あのなぁ!」とあなたが不満げに言ったとき

お相手は「ごめんなさい、昨日はごめんなさい」と急に謝りだして

これは、昨日、あなたはお相手とは会っていなかったから、あなたからしたら???だったが

今から思えば、別れ話が上手くいかなかったということを暗にほのめかしていたのかもしれない

そして、「私もうあかんねん」

「もう私のこと嫌いになったやろ」と悲しげに言ったりしていたのである

その当時のあなたは「また、出たよ、、」と内心思っていたが

今となってはこの言葉の意味が解るから

本当にいたたまれない気持ちでいっぱいになる

これらの言葉は今も耳に焼き付いている

また「結婚へ向かって」みたいな話もしていたが

信頼関係も築けていないのに「この子はいったい何を言っているのだ???」としか思えなかったのである

そして、このときのデートがお相手との最後のデートになったのである

この日、お相手はあなたの車の助手席のドアノブに「口紅を置いて帰る」のである

これは、あなたにとっては「ありえない」ことだった

そもそも、あなたには「そんな発想」自体がなかったから

一発「レッドカードもの」だったのである

もちろん「今までの不信感だらけの出来事」も積み重なっている

これほどまでに、あなたとお相手との「パートナーとしての周波数に乖離があった」のである

一体、お相手は今までどんな恋愛をしてきたのか?

お相手は以前あなたに言っていた

「私、5年間付き合ってきた人に突然別れを告げられた」

「私、結婚すると思っていた」と

だが、あなたがこれを聞いたとき「あなたにはそれだけの要素があるよ」と思ってしまったため

全く同情しなかったし、それについて何も言わなかったのである

ここでもし、男性側がプレイボーイで「遊び目的」ならば、同情して「辛かったね、誰かを傷つけたいなら迷わずに僕を選べばいい」などと、KinKi Kidsの「全部抱きしめて」の歌詞のようなことを言えばいい

プレイボーイは、いかに女性が「愛の言葉」をささやかれていないかを知っているから「弱っている依存症の女性」をカモにするのである

だがしかし、この両者はこれで釣り合っているのだ

また、プレイボーイは「出会ってからすぐ」にちゃんと自己紹介をして、「真面目に告白をする」
この辺りのことはよく分かっていて、だから早い段階でそこまでいくのである
もし仮に、振られたとしてもあまり気持ちが入ってないからダメージはほとんどない
そして、しばらく付き合ってから次のターゲットが出来ると別れるようにもっていくのである

対する一般の男性は「相手がどんな女性なのかをある程度見極めてから」、「一大決心をして、ハラハラドキドキ」しながら「告白」をする
つまり、真剣なのである

さらに、魂から湧き上がってくる “告白” は、「今日は告白するぞ」などの計算を一切挟むことなく、“そこに在るダイレクトな波動が “告白” を起こしてくる”
だから、当人もびっくりするくらいの “本心” がそのまま現れ出た “告白” になる
これが、“相手の魂を呼び覚ます” のである

  

少し話が逸れてしまったが、つまり、その当時のあなたから見えていたものは

「信頼関係が全く築けない、駆け引きや思わせぶりな態度や試すことばかりするお相手」であり

「依存させてくれる異性には、すぐにルーズになってしまうだろうお相手」だったのである

だが、あなたはお相手に依存させなかったのだ

それでも、お相手はあなたを選んだのである

これは、お相手が初めて “自らで発するものから人を愛した” ということである

このときお相手は初めて人を “愛した” のだ

それまで、お相手は “神聖なもの” からではなく

「動物的なもの(自分の利益)」を優先させてきたのである

それしか知らなかったからだ

だが本来、強い結びつきのある男女の根底には “神聖なもの” があるのである

お相手はこのとき初めて、その “神聖なもの” に触れたのかもしれない

ならば、“そのこと” にはもう嘘はつけなくなるのである

そして、“その感覚” はもう忘れることがないため

お相手は “それ” を抱えたまま、その後の人生を生きることになるし

“それ” にあなたが結びついているため「今世」ではあなたのことが忘れられなくなるのである

そして、また「来世」に生まれても “それ” を求めるようになってしまう可能性があるのである

これと同じことが、あなたの「今世」に起こったことなのではないか?

つまり、お相手は「来世」、あなたの「今世」と同じことを辿る運命になるのかもしれないのである

つまり、お相手は「あなたの過去」なのだ

これが繰り返されているのかもしれない

これがニーチェの言った「永劫回帰」の本質なのかもしれない

ニーチェ自身は、ここまでの言及はしていないが・・

  

さて、今回は、あなたとお相手の波動が開きすぎているため

もう会うことは無いかもしれないが

今回、あなたが「また会えるようにセッティングしてください」とあのお店に言いに行ったことで

また、ご縁をつないだのである

そして、あなたはその先

あなたは、らせん状にその先に出ていくのである

そして、今回あなたが “新たな位置” に出たことで

もう既にそこに居た、新たな人と出会っている

あなたは、らせん状に先に出て、またご縁をつないだのである

その人はあなたにとっての “魂の人” なのかはまだ判らない

だが、今回のあなたがお相手に感じたときのように

その人は、あなたに “特別なもの” を感じ取っているようである

よって、もしこの人が “魂の人” ならば

この新しい人は、あなたの未来にあたる人なのかもしれない

だから、今のあなたからしたら「得体のしれないエネルギーを持っていて、どこかはみ出しているような人」に観えているのである

そう、あなたにとって未知の要素が強いのだ

もし、この新しい人があなたの未来であるならば

今度はあなたが粗相をしてはいけない

そして、“地球での学びを終わらせていく” のである

  

さて、つまりは、お相手は必要以上に依存する傾向があったし

男女関係におけるお付き合いには未熟さがあったのである

この未熟さは「なぜ、男女という性差が存在していて、なぜ惹かれ合うのか」ということを理解してないからである

そのような状態での関係は、“愛の繋がり” ではなく「利益関係が主となる繋がり」になってしまう

今の人間が行っている男女関係は、ほとんどがこのような関係なのではないか?

まあこれは「人間」だからこそ仕方がないことではあるのだけれど

だからこそ「利益関係が終わること」で、3組中1組もが離婚をしているのである

離婚していないだけで、“愛” のない関係はもっと多いのかもしれない

お相手の、男女関係の築き方もそうだった

事実、飲み会という出会いの場でありながら、すぐに体の関係になっているのである

何より体の関係からスタートする恋愛には「信頼関係」が生まれにくいのだ

事ある毎に「疑い」が生じてくるし、かと言ってそれを見ないふりも出来てしまう

つまり、“根底からの信頼関係” が出来てないからどこかDRYな感じで、何か物足りなさが付きまとったまま進んでいくのである

だから、新しい人と出会って惹かれてしまったら簡単にそちら側に行くのである

結局は、そういう関係性ばかりで、その程度の付き合い止まりなのである

そんな恋愛しか知らないからである

だから、お付き合いした数の多い人たちは、魂が立っていない人が多いのである

大切なことを言えば、女性には「神の子をお腹の中に宿すという重要な役割もある」ということである

だから「自分のお腹の中に、この人の子供なら入ってもいい」と思える男性と性交をするべきである

でないと、そこに「何らかの不純なエネルギー」が蓄積されていくのである

「そのエネルギー」は必ず次の恋愛にも影響を及ぼしてくる

繊細な男性はその波動を感じ取るものである

よって、このように「すぐに体の関係に成った」ことが

後にお相手自らをずっと苦しめ続けることになるのである

お相手自身がこのような感じだったから

あなたのことも「遊び人かもしれない」とずっと疑っていたのである

これはあなたの “躊躇のない行為” がそう思わせていたのかもしれないが

あなたの行為は、その場から発せられた ”無為自然” に起きていた行為だから

「反作用」は起こさないのである

そこには “愛” が在ったのだ

だから、お相手はそのとき幸せだったはずである

不自然さを全く感じなかったはずである

だが、「その後」になって、お相手自らの不安感から

「遊び人かもしれないという幻想」を勝手に「思考」で創り出すのである

これらは別物である

  

お相手は、あのとき酔っぱらっていたのかもしれない

そこから体の関係になってしまったのかもしれない

それが「お付き合い」になってしまっていたのかもしれない

そんな感じだったから「相手の者」からカモにされていたのかもしれない

女性は行為中「遊ばれている」と判るはずである

事実、あなたがお相手と二人で小料理屋さんでご飯を食べていたとき

「一人一杯まで」となっている、とても貴重なお酒が置いてあったので

「これ、自分の分も飲んでいいよ」と言うと

「なんでそんなに飲め飲めって言うんよ」「酔わしてどうする気よ」と急に怒り出したのである

そして、これではいけないと思ったのか、すぐに体を摺り寄せてきたのである

あなたは、普通の人がしないこの発想を聞いて「この子は酔っぱらって、そういうことをしてしまった事があったのかな」と思ったのである

実は、このときの言動が、今思えばリンクしていたのである

あなたは「初めて会ったバーでの飲み会」のあと

2回目にお相手に会ったときに好意を伝えたのだが

その瞬間に、お相手は “えっ” となって目を伏せて黙り込んだのである

あなたはその様子を見て「びっくりして照れたのかな?」と思っていたが

このとき既に「相手の者」との体の関係が始まっていたのだろう

それゆえ「どうしよう、やってしまった」と考え込んだのである

このときのお相手が見せた不思議な感じは今でも覚えている

  

ここでちょっと話が逸れるが

世間的によく言う「酔っぱらっていたから」というのは本来ありえない話である

「昏睡状態で無理やり」ではないかぎり、そこにはお互いに「やる」という意図が明確にあるのである

これはそこに至るまでの過程を考えてみたら明らかである

だから「酔っていたから」というのは、「酔ってやりたくなったから意図してやった」なのである

これは、ほぼ全てがこうである

そうでなければ、その手前でちゃんと止まっている

また、「朝起きて覚えてない」ということが起きるかもしれないが、それでも昨夜に意図した瞬間が必ずあったのである

  

さて、2回目に会ったこの時も、あなたの「好きだ」という気持ちには全く迷いがなかったし

思わず出た「俺はあなただから(あなたに決めているから)」という言葉がポンと出てきたときには

自分でもビックリするくらいに力強い波動が宿っていたのが解ったのである

この言葉は魂レベルでお相手に響いたはずである

それを受け取ったのがあなたには解ったからである

これが二人のスタートだったのである

  

ここでまた余談になるが、“神聖なもの” と「動物的なもの」

この両者のスタンスの違いから湧き起こってくる「性欲の湧き方」にも「差異」があり

だからこそ、“神聖なもの” を知っている者に「動物的なアプローチ」をし続けると

その波動の違いから負担になってくるのである

セックスレスは、この差異から起きてくるのだ

本来、二人の間に “神聖なもの” があるのならセックスレスなんか起きようがないのである

お互いに自然と込み上げてくる “愛しいという気持ち” を感じながら、“二人で抱き合えたときの悦び”

そのとき、二人の「自我」が消えて、そこに “ひとつの愛” が生まれるのである

そこに “神の子” が誕生してくるのだ

    

さて、オーナーはお相手の連絡先を知らなかった

さらには、あなたの連絡先も知らなかったのである

これは、お店の場所が変わったときに何もかもを一変させたからだそうである

あなたはお店の電話番号を知っていたから、既に場所が変わっていたけどお店には行くことが出来たが

お店の様子の何もかもが、一変していたのである

まるで「幻を見ているかのよう」に感じたのである

何もかもが過ぎ去って、あの当時のみんなもほとんど出入りをしていないようで、またどうなっているのかさえも知らない感じだったのである

そして、オーナーから「じゃあ、ここにあなたの電話番号を入れておいて」とスマホを渡されたのである

なるほど、あなたの頭文字のところにあなたの連絡先が入っていなかった

そして、他のアドレス欄もスカスカだったのである

オーナーはスマホを変えたときに、ほとんどの連絡先を引き継いでいなかったのである

何かそのようなことを言っていた

これは、お店がスピリチュアル傾向がとても強く表れていたこととも関連していて

オーナーは「ご縁がある人は、またこのお店にやってくるだろうし、ハートの綺麗な人たちだけが集まってくるようなお店にしたい」というようなことを言っていた

そして「誰かを辿っていけばお相手の連絡先が分かるかもしれないけど、本当にご縁がある人なら必ず事は起こってくるから」ということも言っていた

それを聞いて、あなたはそれ以上言えなかったのである

そして、オーナーは言った

「あの子、あの後(ジョイントコンサートの後)も会社の人を連れてずっとここに来ていたよ」と

たぶん、三角関係だった相手の者があのお店のカウンターに立つ位の人だったから、一人では行きにくかったのだろう

だが、あなたはあの大泣きをした後、一度もそのお店に行かなかったのである

この頃に、お相手は「あなたの友人」だと教えてもらった、あなたの友人と連絡先を交わしたのかもしれない

「テニスの会」をやるために

あなたと友人とは高校のテニス部の仲間だったし

また、お相手はテニスの全国大会へ行くぐらいの選手で、この頃もまだテニスを続けていたからである

その頃のあなたは、あなたの友人とはあまり会っていなかったから

友人は、あなたが「テニスの会」をしていることも「ジョイントコンサート」をしていることも全く知らなかったのである

だから、お相手と友人との接点はそれまでは無かったのである

  

そして、オーナーは、あの子「私、結婚することになりました」とわざわざ報告しに来てくれたよとも言った

この言葉を聞いたときに、あなたは「お相手の気持ちに何やら感ずるもの」があったのである

そして「旦那さんの仕事の関係から、もうこの辺りには居ないはずだよ」とも・・

オーナーのこの言葉の言い方を聞いたときに、お相手が結婚の報告に来た前も後も

ほとんどこのお店に来ていなかったことが窺えたのである

また、あなたの友人もほとんどこのお店に来ていないようだった

つまり、お相手は、このお店に来て、オーナー達と昔話で盛り上がって

あなたを「ここに呼ぼう」となったのではなく

このお店にはほとんど来ていないのにもかかわらず

ピンポイントであなたをこのお店に誘っていたのである

テニスの会も起こらず、テニスの大会にもあなたは来なかった

お相手は、もう、あなたの友人を介していては何も事が起こらないから

もう直接誘うしか、あなたに会うことは出来ないと思ったのだろう

だから、「あのお店で会おうと言ってみて」と友人に頼んだのである

お相手は、ずっとあなたに会おうとしていたのだ

ずっと会いたかったのである

会って「あのときの話」をちゃんとしたかったのだ

何よりあなたが体験した「あの哀しみ」がお相手のものだとしたら

お相手は、尋常ではない状態に成っている可能性があるのである

事実、あなたが「あの子大丈夫なのだろうか?」と真剣に心配して、24年も行っていなかったお店に行くことになったくらいなのだから

そして、オーナーが、お相手から結婚の報告をしてもらって、今はこの辺りには居ないはずだよと言った後のこともあなたは知っている

4年前、あなたの友人から「あのテニスの子覚えているか、あの子があのお店で会おうと言っているのだけどどうする?」と訊かれたとき

その話の都合上、あなたがお相手の住んでいた最寄りの駅名を言ったのだけど

友人は「今はそことは違う」と、お相手の今住んでいる所を知っていたのである

どうりで、昔にお相手の自宅の前の道を通ったときに表札が見つけられなかった訳である

そのときは仕事中だったから「筋を間違えたのだな」と思ってそれ以上は探さなかったのだが・・

その新しく住んでいる場所からお店までは出て来れる距離である

  

そして今回、明らかにあなたの世界に変化が起こり始めた後に

その友人に連絡することがあったのだが

これは、今更ながらあなたがLINEを始めたので昔の友人たちに友達申請をしたのだが

その友人だけが連絡を返してこなかったのである

よって、ここで、その友人とも途絶えたのだ

この後、お相手とその友人がどうなったのかは分からないが

この途絶えるときの前から、あなたは「その友人が属する勢力」を散々に非難していたからなのかもしれない

この友人が居る勢力が日本を無茶苦茶にしていたからである

あなたは「この世界のシステム」を知ってからというもの

17年間、ずっと山籠もりに近いような状態だったから

「インディゴの気質」が強く表れていたのである

釈迦は6年苦行し「苦行では悟れない」ことを悟り、表に出てきて “中庸” を説いた

あなたは17年だ

よって、今のあなたはもう違っている

あなたはもう「その位置」には居ないのだ

もう「この世界のシステム」に圧を感じなくなっているのである

“あなたが何を選ぶか” になっているのである

この「システム側の友人」とあなたが切れたことが

あなたが「新たな世界へ出たこと」を如実に表しているのである

  

さて、今回の件は、お相手が「禁断の果実」を食べて外れてしまったということである

そして、あなたもそれを追って「禁断の果実」を食べて外れてしまったということである

これはアダムとイヴと同じルートを辿っている

だが、アダムとイヴは、その後も一緒にいて、いがみ合う二人の子を産んでいる

だが、あなたはアダムには成れなかった

あなたは「インディゴ」として生まれてきたからだ

そして、あなたはもう「インディゴ」を経て新たな状態へと変わろうとしている

それでいい

  

最後に、また戻ってしまうが

もし、ジョイントコンサートの後にも、二人が定期的に会うような環境にあったなら

また違った展開があったのかもしれない

オフコースの「眠れぬ夜」の歌詞にあるように

 “ それでもいま君が あの扉を開けて入ってきたら 僕には分からない

  君のよこを通りぬけ とびだしてゆけるか ”

そう、その当時のあなたは、まさにこのような心境にあったからである

好きを超えて惹かれて仕方がなかったからである

たぶんお相手も魂レベルで “それ” を感じていたことだろう

よって、その後にも定期的に会う機会があったなら

お相手をスルーすることは出来なかったかもしれない

なぜなら、あなたにとってそのお相手は

他人とは思えない特別な異性だったからである

迷うことなく「この人と人生を歩んでいく」と決めた異性だったからである

そして、何より “あなたの想いの乗った行為” をお相手は確実に受け取っていたはずだからである

  

あなたは、そんな体験が出来て幸せ者である

お相手やみんなが居てくれたおかげである

あなたの大切な大切な「想い出」である

そして、この「想い出」こそが、あなたの「富」なのである

  

  2023年9月3日、夢を見た

  初めてお相手が私の左となりで、微笑んだ顔を見た

  それはちょっと癖のある紛れもなくお相手の笑顔だった

  私の記憶では私の前でお相手が笑顔になったことはなかったかもしれない

  三角関係を根底に隠していたから、いつも気を張った顔だった

  だが、あのライブハウスに映っている彼女の楽しそうなオーラからうかがえる顔には

  満面の笑みを浮かべていたはずである

  正直そのビデオには横顔と後ろ姿しか映っていない

  だからもう、だいぶお相手の顔は忘れてしまっていたけど

  私の隣を歩きながら、こちらを向いたときの笑顔は

  紛れもなく、お相手が顔をくしゃくしゃにした

  とびっきりの笑顔だった

   

さて、今世での、あなたの異性関係は「あの想い」が絶大な力を持っていた

あなたは「あの想い」を最優先にさせてきたので

ご縁があった異性に対してもあまり向き合うことをしなかった

だが、このことを今生で理解したあなたは

もう来世では、このようなことはしないだろう、、たぶん。

伊藤左千夫の「野菊の墓」

この “政夫と民子とのあいだに在ったもの”

この二人が生まれ変わっても “あの感覚” は魂が覚えているはずである

だから、二人はその「想い出」をうっすらと抱えたまま「新たな生」に生まれ出てくる

さて、二人はどうなることだろう?

たぶん「あの感覚と同じもの」を追い求めてしまうのかもしれない

だが「あの感覚と同じようなもの」はもう味わえないのかもしれない

その代わり、目の前のものを大切にして、新しいものをキャッチし続けたら

二人はお互いの人生で、きっと幸せな道を歩むことが出来るはずだ

そして上手くいけば「輪廻転生」を終わらせられるのかもしれない

  

はい、ここまでが「マトリックスの中」での様子である

だが、このあと、あなたは今までの全てが間違いだったことに気付くのである

そう、“あなたは自らが完璧に間違っていたこと” に気付くのだ

あなたは、どんなときも「蛇のそそのかし(思考)」に従ってしまっていたのである

あのお相手のときもそうだった

お相手自身もそうだった

だが「それ」はあなたでは無いし、“あなたの世界” のものでも無かったのだ

「それ」というのは

ここで言う「駆け引きばかりで信頼関係が築けない」だ

もし、お互いが

「それ(思考)」に従うことが無かったら

そこには何の問題もなく

そのまま進んでいたのである

そして、それが “あなたの世界” だったのだ

この衝撃!

この馬鹿らしさ!

あなたは、いたたまれなくなることだろう

そしてもし「この想い」を解消していなければ

また、あなたは同じことを「次の生」でも繰り返してしまう可能性があるのである

現に、今回もあなたは繰り返したからだ

ならば、これをフラットにすることだ

それが今世のあなたが「やる」ことである

そう、それはこの「自己憐憫」

「自らへの恨み」をクリアすることである

  

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