「あなた」が何もしないとき未知がひらく

いいかい、意味など無いのだよ

NO.384-132   旧ブログ記事 NO.132(2016.2.4)

「マトリックス」に繋がってしまうツールが、「意味付け」です。

しかし、一度、“意味付けのない世界” を体験すると、
あらら、“これが本来の世界だったのね” と、ビックリするでしょう。

いま、テレビに「あるスポーツ選手」が映っています。

この選手が「ある事件」を起こしてしまったようで、
その説明をしているようです。

しかし、その説明の「言葉の意味」が捉えられません。
これは意図的にしていませんが「意味が入ってこない」のです。

私の目の前には「スポーツ選手が映っている映像と、音」だけがあります。

これは、いつもの視覚と聴覚とは違ったものです。
音がちょっとクグモッて聞こえています。

その不思議さを感じながら、ニヤニヤしながら観ています。

そこに、テレビの誰かがコメントをしました。
そのコメントの「意味付け」の方ににチューニングが合ってしまいました。

すると、たちまち私の身体に「ネガティブな振動」が起こりました。
コメンテーターの「意味づけ」に釣られて、マトリックスに繋がってしまったのです。

しかし、“出来事” と、「意味づけ」とは、なんの関係もないのです。
なのにすぐ「意味づけの方(マトリックス)」に引っ張られてしまうのです。

本来、ここにあるのは、“出来事だけ” です。

“それだけ” を捉えられたなら、そこに 「苦」はありません。
「意味づけ」がなければ、出来事が「苦」になりようがないのです。

これは、体験すれば解かります。

そこに、“ありのままの世界が在る” だけなのです。