「あなた」が何もしないとき未知がひらく

マトリックスの住人

NO.356-104   旧ブログ記事 NO.104(2015.8.13)

未来を悲観していた私の手を握りながら、何かを伝えようとしてくれた人。

  この前、お父さんが言ってたんやけどな。

  鉄の何たらで、、、、

  夫婦が通ったらな、、、、夢が叶うって言ってたよ。

  完全に、私を傷つけないように言葉を選んで「それだけではないよ」と伝えようとしてくれた人。

  それなのに、私はその人の言葉を、右から左に受け流したのです。

  

これで解かりました。

私は人を信じていないのです。

お人よしなので、「信じやすい方」だと思っていましたが、
根底の部分では人を信じていなかったのです。

私に「やんわりと伝えよう」と、わざわさやって来てくれた人を信じていませんでした。

今までも多々そんな事がありました。

私は、世界を「私」で分断していたのです。
そして自らで「バーチャルな世界」マトリックスに接続していたのです。

だから、全然、世界に溶けてなんかいません。
「私」はマトリックスの住人のままなのです。

だから「私」がやっている事のほとんどが、マトリックスの世界でマトリックスと接しているだけです。

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さて、この話は、少しおかしな話です。

「これで解かりました」から、後ろの記述は全て「思考」に成っています。

事実はどうでしょうか?

①、「これで解かりました」より前が、実際に起こったこと。

②、そして、そこから後ろが全部「思考」です。

「起こったこと」は①だけで、②はバーチャルです。

しかし、なんと②の占める割合が多いことでしょう。
そして②で、現実を覆い隠しています。

事実といえば、
「伝えようとしてくれた人」と「言葉」が在っただけです。