「あなた」が何もしないとき未知がひらく

はじめに言葉ありき

NO.111

 「はじめに言葉ありき」

この言葉は

“そこには言葉(ロゴス)が在った”

“その言葉(ロゴス)は神であった”

というような意味である

  

さて、この言葉を「人間の位置」から捉えてみるならば

“認識の出来なかった繋がっていた全体” を

「言葉で区切ったから」世界が誕生したということである

このとき「世界」と「あなた」とが同時に誕生したのである

これが「この世界(言葉の世界)の誕生」だ

「言葉」で区切らないことには

「この世界」を「認識すること」が出来ないからだ

これは、あなた本人が「言葉で区切って認識した」ということである

この後、あなたはさらに「テーブル」や「コップ」などというように

どんどんと区別化していった

色んなものに「言葉=意味を持たせていった」のだ

そのせいで、あなたの世界は「あなたが付けた色の通りの世界」に成っている

まさに、あなたが “あなたの世界を創っている” のだ

だから「言葉」が変わることで「あなたの世界」 も変わってくる

だから、良い言葉を選びなさい

それが、“あなたの世界” に成るのだから