「あなた」が何もしないとき未知がひらく

量子力学の「トンネル効果」

NO.128

あなたは「カオナシ状態」に成ってないだろうか?

映画「千と千尋の神隠し」のカオナシである

カオナシ状態とは「『虚無』に呑み込まれている状態」である

今後は「これから進化を果たそうとする者たち」は

一時的にこう成ってくるかもしれない

「この世界の仕組み」を知ってしまうからである

この状態が、ニーチェの言う「受動的ニヒリズム」である

  

さて、この「カオナシ状態=虚無方向」というのは

“空” とはまた違ったものである

「虚無」というのは文字通り「何も無い」が

“空” というのは、“無が在る” からだ

そこには、“如何様にも起こりうるエネルギーが在る” のである

だから、“空” と「虚無」とは全く違うものである

  

さて、この「カオナシ状態」だが

●「 “あなた” が居ない、無意識状態に成っている」か

●無意識ゆえに「『集合意識=他者』に乗っ取られている」かのどちらかに成るのである

現に、カオナシはこのどちらかに成っている

つまり、このどちらにも肝心な “あなた” が居ないのだ

だから、そこに入った者は「無意識状態」か「他者」に成ってしまい

「『重力』と共に落下してしまう」のである

だからこそ、“あなたはひとりで立たなくてはならない”

あなたは「カオナシ状態」から出なければならないのだ

これは「以前の位置に戻る」ということではなく

“まったく違う新しい方向に飛び出る” ということである

これが、量子力学の「トンネル効果」が示していることである

  

さあ、“バチーンとあなたに意識をもってきなさい”

ならば、そこが “あなたひとりだけ” に成る

すると「あれや、これや」と考えなくなる

このとき、“道はひとつ” に成るのだ

  

これが「トンネル効果」を成し遂げたときに “起きること” である

このとき、あなたが “生そのものの位置” に飛び出るのである