「あなた」が何もしないとき未知がひらく

映画「この窓は君のもの」

NO.444

この映画のタイトルは真理を表している

“この窓は君のもの”

  

そう、そのとき “僕の窓” に映っていたのは “君” だった

そこに居たのは “君” の方なのだ

“僕の窓” には「僕」は居なかった

僕は「 “君” から観たところの君」だったのだ

  

“僕” は嬉しかった

ほんのひと時だったけど

“君” と過ごすことが出来て嬉しかった

あのとき、“僕の窓” に映ってくれた “君の方こそ僕” だったのだ