「あなた」が何もしないとき未知がひらく

映画「ノーカントリー」

NO.25

映画「ノーカントリー」の、殺し屋シガーのセリフより

 ●カバンは運ばれてくるんだよ。俺の足元にな。

 ●「おまえの従うルール」のせいでこう成ったのなら、そのルールは必要だったか?

 ●馬鹿げてる。正しい道具はひとつだ。

映画「ノーカントリー」

  

みんな誰しもが「独自のルール」を持っている

「この世界が強要しているルール」もある

だが、そのルールを「絶対的なのもの」としていないだろうか?

人生は「自らの創ったルール」によって制限されていく

そこは苦しい道となる

だが、唯一 “この「ルール」が存在しないところ” があるのだ

そこが、“今” である

この “今” に入れば

“今がルールそのもの” に切り替わるのだ

つまり、このとき「既存のルール」は消えるのである

ここからは、“ダイレクトでエネルギッシュな行為” が起きてくる

これがシガーの言った “正しい道具” である

シガーは殺し屋だから、このような例えは良くないかもしれないが

あのシガーの姿は、“自己想起の状態” をよく表しているのである