「あなた」が何もしないとき未知がひらく

ブルースリーの “Don’t Think. Feel.”

NO.546

他人の発する「言葉」を信じてはいけない

また「あなた」が発した「言霊」に成ったような

「確信した言葉」も信じてはいけない

「あなた」や「他人」から出る「言霊」なんて無いからだ

やがて、あなたにも “この真実” に気付くときがくるだろう

例えば、あなたがスワヒリ語で何かを言われたとする

だが、あなたにはそのスワヒリ語の「意味」が分からない

このとき、その「言葉」はあなたには何の影響も与えない

だが、あなたが「ガミガミ言われている気配」を感じたなら

それが「怒っていることなのか?」ぐらいは分かるだろう

だが、それは「そのときの見た目と音」であって

その「言葉」ではない

つまり、あなたは「その怒っていることの波動」を感じ取ったのである

だが、「そのこと」すらも、あなたが意に介さなければ

“あなた” に影響を及ぼすことはない

だが、「あなた」が「その波動」を取り込んでしまい

「同じ波動で振動してしまった」なら

「その言葉」は、あなたに影響を与えてくる

これはどういうことだろか?

「『受け手』が力を持っている」ということである

これは文章においてもそうである

「感情」に訴えてくる「言葉の組み合わせ」があるのは

その文章の組み合わせの “行間” に記した者の波動が乗っているからである

よって、その “行間” と同じ波動で共鳴した者が「感動」するのだ

ここに “ポエジー” が生まれ出る可能性がある

また、「音」は “波動そのもの” で出来ている

よって「音」には力がある

だから「音楽」によって気分が高揚するのだ

だからもし、「言霊」があるとしたら

それは「言葉」にかぶせた「音」と “行間” である

つまり 「波動」

全てにおいて影響を与えるのはこの「波動」である

これはどういうことだろうか?

「言葉」では嘘はつけても

“ 「波動」 では嘘はつけない” ということである

だから、「言葉の意味」ではなく

「波動」の方を掴むようにするのだ

これが、ブルースリーの言った

“ Don’t Think. Feel. ” の真意である

そして、この後、彼はさらにこう続ける

「これは月を指さすのと似ている」

「指(言葉の意味)に気を取られていると、月(栄光)を見失うぞ」 と

そう、彼は「月(真理)を指さしている指は、月(真理)そのものではない」という

「仏教の教え」も引用して “ Feel ” を伝えているのである

よって、この “ Feel ” とは “存在” のことである

  

つまりは、「『言葉』を信じるな」ということである

また、「あなた」自身で「『言葉』を勝手に翻訳するな」ということである

“あなたが「特定のもの」を信じなくなりオープンに成った” とき

そこに “解放がやってくる”

ここに “叡智が在る” のだ

この “叡智” が行為をしていく

  

さて、あなたが “瞑想的に在るとき”

そこには “ボワ~ンとした振動が在る”

この “瞑想的に在るときの振動” は

人間が作り出した「波動」ではない

「人間が作り出した波動」は

「人間のあなた」に影響を与えてくる

そして「この世界の周波数」を

「低い振動」で保とうとしている「人間の波動」もある

それと共振してしまっている者は、即「システム」と成る

だから、この「低い波動」の影響を受けないようにすることである

そのためには “あなたが瞑想的に在ること” だ

ならば「この世界の周波数」を受けにくくなるし

究極的には受けなくなる

この “瞑想的” というのは

「黙って目を半開きにして座ったりする行為」のことではなく

“あなた自らが能動的に成っている状態” のことである

  

さて、最後になるが

あなたが知人を冗談にしてでも「小馬鹿にして “ふっ” と発した言葉」

これは「今後あなたがそう成ること」である