NO.121
近頃では「生活のために働く」ようになってしまっている
「働いている」のではなく「働かされている」のだ
なぜに、もっと楽に豊かな人生が送れないのだろうか?
つまり、生活が、“生 の一部分” として機能していかないのだろうか?
釈迦は「この世は苦である」と言った
これは、根本的に人間が「その辺りしか認識することが出来ず」
そこから「反応することでしか存在出来ない」ということを言った訳なのだが
これが「人間のベースに成っている」かぎり
「人間の世界」ではこう成ってしまうのである
留まることを知らない「欲」が「経済システム」を作り出し
そこから、さらなる「欲」を膨らまし
誰もが「自らが有利に成るようにと行った」結果が
「このありさま」なのである
そして、今ではこの「経済システム」は
一部の者だけが豊かに成るシステムに作り替えられてしまったのである
あとは、その者たちが「それ」を失う恐怖から
ひたすらに暴力を行使することで「それら」を維持することに明け暮れているのである
だが「このこと」を知っている者は、あまり多くはいない
だから、あなたが「このこと」を周りの者たちに伝えたところで
あまり変化は起きないだろう
なぜなら、周りの者たち自身が「それを維持させるシステムに成っている」からである
一度でも “このシステムから出た者” でないと
このことには気付けないのだ
つまり、このことに気付いているのは
ほぼ、あなただけなのだと思っておいた方がいい
まあ、そんな訳で、ここからしばらくの間
あなたには「葛藤」が起きることになる
あなたは “知ってしまったから” だ
一度知ってしまったら、もう戻れないのだ
これが「1つ目の目覚め」である
さて、ここからは “2つ目の目覚め” である
あなたが、これを見抜けたのなら
あとは “これらの一切を捨て去る方向に出る” だけである
これに、少々時間を有するかもしれないが
この “一切を捨て去る位置に出る” ことが出来たなら
あなたには「苦」が無くなるのだ
これは間違いない
“一切を捨て去る” というのは
“何があっても気にならなくなる” ことである
“「この世界」でジタバタすることが、どれほど馬鹿げたことなのかが解かる” ことである
つまり、“これらの外に出る” ことなのだ
これは、“本当のあなたを発見する” ということである
そして、“この状態をキープする” ことが出来たなら
あなたはもう何があってもジタバタすることは無いだろう
実に穏やかだ
そして、その “あなたの持っているピュアな穏やかさ” が
あなたの周りに顕われてくるようになるのである
もう、あなたはいつだって幸せだ
生活にも困らなくなる
そんなこと気にも留めなくなる
あなたは “あなたの世界” に入ったのだ
このときに「苦」が無くなるのである