「あなた」が何もしないとき未知がひらく

そこに残されたもの

NO.120

本来、あなたが「全てを受け取って」いたら

「そこに残るもの」は何もなかったはずだ

だが、あなたはそれを受け取らなかった

その「受け取らなかったもの」が

そこに残るのだ

これは「やって来たものを受け取らなかった」ということだけでなく

「それを観なかった」ということである

あなたの目の前に「何か」が運ばれてきた

このときに「他の事を考えながら受け取った」または「すぐに拒絶した」

これが「受け取らなかった(観なかった)」だ

このとき「それ」がそこに残るのだ

だから、来たものを曲解せずに、そのままを受け取りなさい

摩訶不思議であっても、そのままを受け取りなさい

これでクリアだ

クリアも何も、それだけなのだ

そこに「意味をプラスする」必要なんかまったくない

“本当の世界” というのは

「あなたの考え」なんか相手にしていないのである

  

さて「いつも同じようなこと」が

そこに起こっているのだとしたら

それは「あなたが受け取らなかったものだった」と理解しなさい

だから、“意識を置いてそれを観る” のである

そして、そこに何も付け足さないこと

これが “受け取った” だ

「あの人は、こういう考えで、これを持ってきたのだろう」

「このような考え」が、一切要らない

これが出た時点でアウトだ

「ほら、この通り受け取ったぞ」
「これで良いのだな」
「あとはどう成っても知らないぞ」

これも要らない

これが余分だ

この余分が「あなた」だ

この「あなた」を捨ててしまいなさい