NO.329-77 旧ブログ記事 NO.77(2015.7.4)
今までに、私に起こった “それらしい体験” は、全てが違うものでした。
どれ一つとして同じものがありませんでした。
そして、明らかに「いつもの状態」とは違っていました。
この前から、ずっとそのような状態で過ごせないだろうかと考えていました。
「一度そう成ると、もう戻らない」と、何かの本で読んだことがあったからです。
しかし、私はすぐに戻っています。
だから、毎日そのことばかりを考えていました。
で、ふと思い出したのです。
「考えているもの」は、「ここに無いもの」。
私は、「ここに無いもの」ばかりに焦点を合わせていたのです。
だから外れていたのです。
“ここにあるもの” とは、目の前の世界です。
“目の前にあるもの” が、私だったのです。
今日、見たものは “目の前の世界の穏やかさ” です。
何の負荷もかかっておらず、とてもきれいな世界でした。
そこに、何も付け加えることが思いつかないくらい完璧な世界でした。
私は、“この世界を観る為だけ” に存在しているかのようでした。
幻想世界の中に入って、私は “世界(自ら)” を観ています。
この時、私は世界をありのままに観れていたのだと思います。