NO.557
あなたは、あなたが「この世界の中を生きている」と思っている
だが、それは間違いだ
あなたは単なる「時空の中の映像」なのである
だから、あなたには何の決定権も無い
だが、あなたは自分でやっていると思っている
だが、その「自分でやっていると思っていること」は
「思考」が後付けしたものである
事実を言えば
あなたが「何かをやろうと判断した」ときには
もう既に「あなたの身体」は先に動いているのだ
このことは脳科学で既に実証されている
さらに言えば
その「判断した」としているその「思考」ですらも
あなたではないのだ
つまり、「あなた」には何も出来ないということである
さあ、あなたは今、“このこと” を知った
だが、「あなた」は「単なる映像」だから何も出来ない
さあ、どうする?
あなたは、そこに「あなた(思考)」とは “違ったもの” を
“見つけ出さなければならない” のである
もし、“これ” が見つけられなかったら
あなたはずっと今までと同じ
「思考」からくる「感情」を伴う「苦楽の世界」に住むことになるのである
だが、あなたが「これら」とは
“違ったもの” を見つけられたなら
「今までの世界」からの脱出が可能となるのだ
そこを、“あなたの世界” に切り替えることが出来るのだ
そのためには
まずは「この世界は、映像だ」と観ることだ
そして「その映像」 にあなたが勝手に
“「意味を付け足していること」に気付くこと” である
そう、今まであなたはずっと出来事に「意味」を付け足してきたのだ
当たり前のようにそれをやってきたのだ
だが、今やあなたは出来事に
「意味を付け足している自分」に気付いている
ずーっと気付いている
すると、どうなるのか?
あなたが付けた「その意味」
そこからの「もろもろのジャッジ」
「これらの全てが幻想」であり
「架空のイメージだった」ことに気付くのだ
そして、この「意味付け」自体が
「あなた」だったことにも気付くのだ
この “気付いている位置”
この “気付いているもの”
これが、“本当のあなた” だったのだ
ここへの切り替わりが起こったとき
あなたは思わず微笑むだろう
その安心感
“これで完璧だったんだ” という深い理解
“これ以外は無かったんだ” という深い納得
もう、そこには「引っ掛かかるもの」が何も無い
よって「善悪のジャッジ」も無い
よって、これからは
おかしなことに成りようがないことを知る
なぜなら “そこ” しかないことを知ったからだ
“あなたが世界と一体と成っていたこと” を知ったからだ
この状態で、何をしろというのだ
その世界しかない
この絶対なる安心感
その安心感から溢れ出る豊かな波動
その波動がその世界を生み出し続けている
もう何もしなくてもいいのだ
より良い未来なんかも望まない
そんなものはどうでもいい
ただ、世界が起こっている
この幸せ
“世界は活き活きとエネルギーに満ち溢れている”
“各々が自立していて、微笑みに満ちている”
そんな世界がそこに起こっている
“全てが微笑んでいる” のだ
そこに「支配構造」なんか現れない
「それはイメージの中だけ」だ
「それ」が無くなった今
すべてが、OKなのだ
ただ世界が起こっている
「遮るもの」は何も無い
今や、あなたは、“永遠の今” に在る
“今がずっーと続いているその様子”
オールリラックス
これが、“あなた” だったのだ
もう、あなたは「映像」なんかではない
「時空の中」にも居ない
“その世界を生み出しているもの”
そう、“実在” なのである