「あなた」が何もしないとき未知がひらく

出る杭は打たれる

NO.541

「出る杭は打たれる」

だがしかし

「出過ぎた杭は打たれない」

などと言われたりするが

ここから先がまだあるのである

なぜなら、出過ぎた杭(あなた)は

ここから先に「この世界の仕組み」を知ることに成るからだ

すると、あなたは「それ」に反発してしまうだろう

間違いなくそうなるはずだ

だが、あなたは「反発」してはいけない

反発することで「この世界のシステム」から

あなたが「打たれること」になるからだ

そう、エージェントスミスがやってくるのである

他人からいわれのない嫌がらせを受けたり

経済的に苦しくなったり

病気や怪我をしたりするのである

つまり「この世界を維持するためのシステムの周波数(波動)」が

あなたを打ちにくるのだ

あなたが「反発する」ことで

「あなたがこの世界の『異物』」と成ってしまうからである

「システム」はそれを排除しようと働いてくる

だから、発明家や芸術家や哲学者などの多くの者が

精神を病んで、自殺したりしているのである

二コラ・テスラは無一文となりホテルの一室で亡くなっていた

シュタイナーはヒトラーにさんざん狙われていたし

ゴッホは精神を病んでピストル自殺した

ニーチェも精神を病んで発狂したし

ドゥルーズは片方の肺を切除し、付けていた人工呼吸器を自ら外して飛び降りた

釈迦も唾を吐きかけられたし

イエスはご存じのとおりである

だから、あなたは「この世界」に反発してはいけない

「この世界の中の、出る杭」になってはいけない

あなたは “ここに在る” だけだ

だが、これだけであなたは「この世界」の周波数を変えているのだ

さらに、あなたが “ここに在ること” で

あなたは打たれることがなくなるのだ

もし、打たれることがあったとしたら

それは、あなたの「自我」である

だから、そこから反発やら、やり返しをしてはいけない

ここでやり返しをしたら

もっと酷くなったり

また違ったところで問題が起きたりするのである

だから、あなたは「それ」に引っ張られず

「それ」から切断して

“自らの世界に在る” だけだ

釈迦が言った、“ただひとりサイの角のように歩め” だ

このことを「先人たちの辛い体験」から学ぶことが出来る

  

だが、もし今あなたが打たれているのだとしたら

それは “あなたが覚醒を起こしている” というサインでもある

だから、あともう少しだ

あなたの「カルマ」が消えると同時に「自我」も消える

だから、あなたは “ここに在る” だけでいいのだ

“ここ” に起こったことだけをやっていればいいのだ

そこが、あなたの “道(タオ)” なのである