「あなた」が何もしないとき未知がひらく

縮こまろうとするもの

NO.452

何か「嫌な出来事」が起こったとき

あなたの中の「何か」がキューっと縮こまろうとする

そこに「抵抗」が生まれてくる

この「抵抗」

「キューっと縮こまったもの」

これが「あなたの自我」である

そう、「自我」とは「抵抗」のことなのだ

この「抵抗」が

「あなた」と「『対』になる出来事」をより浮かび上がらせてくる

こうなると「対」ばかりが目に入ってくる

これを逆に言えば

そこに「対」があるなら

そこに「自我」が誕生しているということである

この両者は同時に誕生するからだ

だが、本来の “あなた” は

“「これら」の外に在るもの” である

あなたは「これら」を “観ているもの” なのだ

あなたが “この位置” に出ているとき

つまり、あなたが “観ているもの” に成っているとき

そこに「抵抗」は無い

つまり「自我」が無い

そこが “解脱” である