「あなた」が何もしないとき未知がひらく

「悪」

NO.314

もし、あなたの世界に「悪」が広がっているように観えるのるなら

「あなたが進化している」ということなのかもしれない

あなたが一歩前に進んだから「世界」が後退して観えるのである

  

さて、「悪が広まっている外の世界」の方はどうだろうか?

その「悪」はどこにあるのだろうか?

その「悪」を悪だと決めているのは、誰だろうか?

そう、これは「あなたの中」の問題なのである

あなたがそれを「悪」だと決めてしまったから

その「悪」と対峙しているのである

このとき、そこに「何か」が生まれている

これが「あなた」である

だから、この「あなた」が前に出て来ないように引っ込めていなさい

そして、“意識的に在りなさい”

ならば「悪」は存在することが出来ない

「あなた」が居なくなるからだ

だが、そこには “あなたが在る”

そして、ここが入れ替わったなら、そのままが続いていく

こう成ると、“あなたの世界” には、もう「悪」は存在しなくなる

“あなた” は「この世界」に属さないからである

  

だが、またあなたが「この世界の中」に戻ってしまうのなら

そこには「悪」がある

この「悪」というのは「意図的に自由を奪うこと」である

あなたは「この世界の中」では自由を奪われているはずだ

「いや、そんなことはない」と言うのなら

あなたはまだ気付いていないだけである

あなたは「夢の中」で、さらに眠ったままなのである

  

さて、あなたがこのことに気付いているのなら

「この世界」から出ることが必須に成ってくる

その “出た先” には「悪」は存在することが出来ない

なぜなら、そこには “あなたしか居ない” からだ

そこに「対」は存在しないのだ

よって、「悪」は存在出来ないのである