「あなた」が何もしないとき未知がひらく

「重力」を滅する法

NO.283

あなたの気持ちがドンヨリするのは

「重力」に負けているからである

この「重力」は、何も重さだけのことではない

そこに現れてくる「抵抗」のことである

一歩前に行こうとしたら、必ず浴びる力のことである

あなたは一歩前に踏み込んだ

これは素晴らしいことである

だが、そこには「重力」が待っている

あなたは思うだろう

「なんで、上手くいかないのか?」

そして「上手くいかないこと」ばかりに気を取られてしまう

だが、これこそが「重力」なのである

「上手くいかないこと」が「重力」なのではなく

「上手くいかないという『想い』」が重力なのである

これはどういうことだろうか?

重力は「あなたの頭の中にある」ということである

「抵抗」は「あなたの頭の中」にあるのだ

これが「重力、抵抗」の住みかである

じゃあ「ポジティブシンキング」をすればいいのか?

いいや、そうじゃない

「ポジティブ」も「ネガティブ」も重力だからだ

これらの「想い」を切り捨てなければならないのだ

「重力=想い」が出たら、すぐに気付くこと

そうすれば、あなたは「重力」の外に出ている

“「重力」を観ている位置” に出ているからだ

さあ、その“位置” だ

その “位置” に立ちなさい

そこから行為をするのだ

それが “本来の位置” である

  

だが、また「ドンヨリ」はあなたを襲ってくるだろう

周りの雰囲気が「とてつもなくドンヨリ」しているなら

また襲って来るのだ

これはまたどういうことだろうか?

「ドンヨリ」は「他者だ」ということである

これで解かっただろう

あなたは「他者」にハックされそうに成っているのだ

これはハックされたら、もう気付けない

あなたは「ドンヨリにされてしまう」のである

だから、周りの者が「ドンヨリ」にされていても

あなたは引っ張られてはいけない

あなたは それに “気付いているもの” だ

この “気付いているもの” に成りなさい

ならば、あなたは “あなた自らに力があること” を感じとるだろう

これが “本来のあなた” だ

そこに「重力」は存在しない

あなたは「重力」よりも先行しているからである

このとき、 “あなたはひとりで立っている”

“我ここにあり” だ

力がみなぎってくるだろう

あなたは初めて「この世界」に立ったのだ

それまで、あなたは「この世界のシステムの一部」だった

つまり「あなた自身が重力に成っていた」のだ

「みんな揃ってドンヨリする」のは

これが「システム」だからである

だが、今、あなたは “ここに立った”

これで、あなたはもうドンヨリしない

周りの者がドンヨリしていても

あなたはもうしないのだ

これが、“「重力」を滅する法” である

  

*「重力の全体像」はこんなものではないが、とりあえずこれを覚えておいたらいいと思う