NO.124
知らないうちに「あなた」が誕生する
この「あなた」はすぐに何かを見つけてくる
そして、その見つけたものを、この「あなた」が体験するのだ
この「あなた」が「幸せなもの」を見つけたら「あなたは幸せ」だ
この「あなた」が「嫌なもの」を見つけたら「あなたは嫌」になる
さあ、ここで気付くのだ
「幸せなもの」も「嫌なもの」も、この「あなた」と同じだということに
これは「出来事」と、この「あなた」とが同じだということではなく
「出来事に付けた『色』」と、この「あなた」とが同じだということである
ならば、この「色」を取ったなら、そこはどうなるだろうか?
この「あなた」が消えるのだ
そして、そこに “あるがままの世界だけ” が残るのである
それは、“活き活きとしたリアルな世界” である
つまり、付けた「色」が「『あなた』そのもの」なのである
だから「あなた(色)」を捨てたなら
同時に「幸せなことや嫌なこと(色)」も無くなるのだ
さあ、“その位置” だ
“その位置” に留まるのだ
ならば、そこに “穏やかな世界” が続いていく
そこが、“あなたの世界” だ
その世界が、“あなた” なのだ