NO.116
あなたは役者だ
いつも芝居をしている
あなたの周りの者もみんな役者だ
彼らも芝居をしている
みんな「芝居」をしないとやっていけないのだ
「外の世界」は、そのように作られている
だから「この世界」では、役者の方が普通に成ってしまうのだ
役者でない者は、直ちに「変人」のレッテルを貼られてしまう
「空気を読まない人だ」と言われてしまう
だが、あなたは変人のままでいい
あなたは「役」を演じずに “あなたのまま” でいい
その飾らないあなたこそが、“神の現れ” だからだ
その “いちばん楽で簡単な状態”
それが “本来のあなた” である
だから、あなたは “素のままで在る” ほど
より完璧なのである
そんなあなたを見ているうちに
周りの者たちが不思議に思い始めるかもしれない
あなたが「いつも楽しそうで、上手くいってそう」に観えるからだ
あなたは空気が読めてないし
ちょっと「変」だけど
まったく悪意は無くナチュラルだ
そんな様子を見て「芝居をしている者たち」の方が
「演技をすること」が馬鹿らしくなってくるだろう
そう、芝居をしている者たちの方が「普通」ではなかったのだ
「余分なこと」
「ずっと演技をしていた」のだ
そして、このことに気付かないまでに成っていたのだ
だから、あなたは全然、変人なんかではないのだ
演技をしている役者の方が「変人」なのだから