「あなた」が何もしないとき未知がひらく

未来は「不安」にしかならない

NO.134

あなたは、いつも「未来」を観ている

「このまま進んで行けば、こう成るだろう」

「将来のために、もう少しお金を貯めておかなければ」などと

いつも、そんなことばかりを考えている

だが、あなたが 「未来に焦点を合わせて」いればいるほど

その「未来らしきもの」は「不安材料」に染まっていく

たとえ今、「未来は明るい」と思っていたとしても

また、そのように思い込もうとしていても

それらは、すべて破られてしまうことになるのである

なぜなら「未来」には “質量” が無いからだ

質量は “ここ” にしかないのである

「“ここ” 以外のもの」に質量を置いてしまったら

あなたは “生” から外れてしまうのだ

すると、たちまちあなたは不安定となり

ちょっしたことで足元からグラついてしまう

だが、あなたが “ここに在る” なら「不安」なんか起きようがない

「未来を観ること」でのみ「不安」は起きてくるからだ

そして「不安」だからこそ「ポジティブに持っていこう」とするのである

また仮に、あなたが「未来は幸せだ」と本気で思っていたとしても

今度はそれを守る「恐怖」がそこに生れてくるのだ

つまり、どんな場合でも「未来」に焦点を置いているかぎりは

「不安」にしかならないのである