「あなた」が何もしないとき未知がひらく

不公平

NO.497

「この世界は不公平だ」

と、あなたは言う

そう「この世界」は不公平に出来ているのだ

みんなは咎られなかったのに

あなただけが咎められた

絶妙なタイミングだった

あなたはそのタイミングにピタリとハマってしまった

だから、そう成った

なぜだ?

あなたは「イライラに成る」

あいつのせいだ!

いやいや、それは「あいつのせい」のではない

“あなた” が起こしたのだ

だが「あなた」には、そうは思えない

ここで、“意識的に成って”

あなたが “そこに起こった出来事のみを捉えること” が出来たなら

つまり、“それ以外のことが無くなったら”

あなたは微笑むだろう

あなたは見抜いたからだ

そして、そこが “あなたの世界の入り口” なのである

このとき、そこに “創造性” が顕れている

この “創造空間” こそが、“あなた” なのである

“そこ” にいると

あなたはもう、“何も起こそうとはしなくなる” だろう

そこに在る “穏やかさだけ” で満足だからだ

そして、あなたは「誰のせいにもしなくなる」のである

と同時に「不公平」も存在しなくなるのである