NO.141
「あなた」という存在は「相対」から生まれている
「何か」が有るからこそ、そこに「あなた」が居るのだ
そして、この「あなた」が優位に立つことで、あっちが沈む
また、あっちが優位に立つことで、この「あなた」が沈むのだ
この「シーソーゲーム」をあなたはいつもやっているのである
さて、このシーソーゲームを止めるためには
まず、この「あなた」が消えないといけない
「片方だけ」消すことは出来ないからだ
だからまず、この「あなた」を消すのである
すると「相対(相手)」も消えている
このとき、“世界だけ” が残るのだ
だが、どうすればこの「あなた」が消えるのだろうか?
“意識” を「身体の外」に持っていくのである
あなたは「その身体」ではなく、“空間” の方である
あなたが “空間” に成ったなら
そこには “世界” しかなくなる
あなたの身体も “世界” だ
このとき、視界が切り替わって
“世界が引っ付いたよう” に成る
さあ、こう成ったら
あとは “世界” が勝手にやっていく
その美しい世界
その世界が “あなた” である
そこに「シーソーゲーム」はもう起きない