「あなた」が何もしないとき未知がひらく

“天の王国”の様子

NO.479

“この世界” は漫画である

そう、漫画なのだ

だから「どんな物事」にも「重さ」を置いてはいけない

どんなことでも、“滑稽に観えている位置”

“この位置” に在ればいい

ならば、あなたの車の前に

急に別の車が割り込んできても

ぷぷぷっ、と笑ってしまうのだ

その動きが滑稽に観えてしまうからである

また、家の前に、でっかいビルが建つ

これも、なんでこんなものがここに出てくるのだろうと

笑ってしまうのだ

そう、“この位置に在る” と

どんなことでも “珍プレ~” に観えてしまうのだ

このとき、間違いなく “あなたは微笑んでいる”

まるで “漫画を観ているよう” だからだ

だが、この “漫画の世界” が、“あなたの世界だ” ということを

あなたはちゃんと気付いている

この “滑稽な漫画のような様子” こそが

“天の王国の様子” なのである