NO.33
“あなたがいちばん偉いのだ”
と言っても、これは「他人と比べてあなたが偉い」ということではなく
“あなたをいちばん愛しなさい” ということである
ならば「不足」は起きないのだ
さて、「誰かに認めてもらいたい、褒めてもらいたい」と思った時点で
あなたは「不足」に陥っている
自分で「自分を不足に置いた」のだ
これは、あなたが “あなた” から外れたということである
このとき「別のあなた」がそこにいる
この「あなた」が「不足」の元なのだ
よって、この「あなた」は
何処かからエネルギーを持ってこないことには満たされない
誰か居ないかな?
エネルギーをもらうための獲物である
「あなたって凄いわね」
こう言ってもらうための獲物である
このように、この「あなた」は「エネルギーを求め続けないこと」には存在出来ないのである
よって、自らが存在するために「貰う」ことばかりを繰り返していく
だから、たとえこの「あなた」が「フォー・ユー」を行ったとしても
そこには「尾ひれ」が付いていて
それは「フォー・ミー」をもらうための「フォー・ユー」なのである
だが、もし、“全くのフォー・ユー” がそこに在るのだとしたら
それは、この「あなた」が起こしたものではない
それは、“本当のあなた” から起きたものである
さて、この「あなた」が外に出続けているかぎり
そこには「不足」がある
だから、この「あなた」が “元の位置” に戻らないといけない
その戻ったところに、“あなた” がいる
すると、この「あなた」は消えるのだ
そして、“あなたがいちばん偉くなる” のである