「あなた」が何もしないとき未知がひらく

さびしい

NO.23

「あなた」は、いつも寂しい

だから「外側」に何かを得ようとする

もう少しお金があれば・・
もっと素敵な異性と出会えたら・・

このように、いつも何かを得ようとする

だが、それらを手にしたとしても

また「あなた」は寂しく成るのである

なぜなら「寂しさ」は「何か」では埋められないからである

ほんの一時的に「喜び」は生まれたとしても

またすぐに寂しくなってしまうのだ

なぜなら「寂しい」=「あなた」だからである

「あなたが寂しい」そのもの、なのだ

だから「寂しさが無くなるとき」というのは

「あなた」が無くなるときである

これは「死ぬ」ということではない

「ここに無いもの」を得ようとせず

“ここに在るものと一緒に流れて行く” ということである

このとき「あなた」は消えている

こう成ってこそ始めて「寂しさは無くなる」のだ

と、同時に「快楽」も無くなっている

だが、そこには “絶対的な解放感” が現れているのだ

このとき、あなたは何もしようとは思わないだろう

あとは、その “しあわせな世界” が勝手にやっていくのである