「あなた」が何もしないとき未知がひらく

到達したら絶対に疑ってはいけない

NO.21  

あなたはずっと探し続けてきた

「もっと知りたい、もっと真理を知りたい」

そして、次から次へと手を伸ばしてきた

だが、もうあなたは到達したのだ

もう理解も出来ている

だから、もうよそ見をしなくてもいいのだ

ここで、“あなたが成るだけでいい” のである

 

さて、今までを振り返ってみると

「探していたとき」というのは

“ここにあるもの” を見ずに

“ここにあるもの” に満足せずに

「よそ見」ばかりをしてきたのだ

「ここにないもの」ばかりを求めていたのだ

何故かというと

あなた自身が「探す」 だったからだ

そこには「探す」 しか無かったのだ

だから、当然「答え」なんか出てこない

ずっと「探されるもの」だけが出てくるのである

そう、「探す」では「答え」は出てこないのだ

「答え」とは、“ここにあるもの” だ

“ここにあるもの” が、“全ての答え” なのである

そして、その “ここにあるもの”が、“あなた自身” でもあったのだ

このことが解るまで、あなたは探求を止められなかった

だから、これは必然の道でもあったのだ

だが、いま、あなたは “ここ” に戻って来た

散々、探求をして、“ここがあなただ” と理解したのだ

ならば、ここからだ

ここから “あなたの世界” が始まるのである

これは、“実際の体験” だ

あなたに、普段とは違った “圧、エネルギー” が起きていて

「他者目線の思考」が無く

そこが “あなたひとりだけ” に成っているのなら

あなたは、“この状態” を体験出来ている

ならば、ここからは “絶対にあなた自身を疑ってはいけない”

この状態で、あなた自身を疑ってしまえば

あなたの世界で「『その通りに成る』という絶対的な法則」が失われてしまうのだ

つまり「その通りに成ったり、成らなかったり」という

「バラバラな状況」が、あなたに返ってくるのである

だから、絶対に疑ってはいけない

ちなみに、ここで言っているのは

巷でよく言われる「自分を信じろ」という類のものではない

あれは「無理やり『思考』を信じろ」というものになっているからだ

だから、この両者には、絶対的な “差異” があるのである

  

さて、あなたが到達したのなら

そこはもう、“あなたの世界” に成っている

ならば、そこで “あなたの好きな状況に成ればいい” のだ

“あなたの世界” をキープしたまま、“そこでそのように成る” のだ

だが、まだちょくちょく「疑い」が起きてくるだろう

「本当にそう成るのか~?」と

いや、起きてくるのだ

だから「この声」に惑わされてはいけない

ここが堪えどころだ

そのままをキープして、“あなたが望む状況に成っていなさい”

ならば、そう成る

そこは “あなたの世界” なのだから