「あなた」が何もしないとき未知がひらく

「投影」

NO.440

もしも、あなたが “覚醒している” なら

「私が世界を投影している」という発想は起きてこないだろう

なぜなら、“その世界がそのままあなただ” ということが解っているからである

  

これに対して、なぜスピリチュアルの世界では

「目の前の世界はあなたの投影です」とか言ったりするのだろうか?

この場合「世界そのものを、あなたが投影している」ということではなく

その世界を観て「あなたがどのように想ったか」が「投影」なのである

この「どのように想ったか」が、「『あなた』の抱えているもの」である

「この抱えているもの」を、「他のもの」に「あなた」が投影したのである

「目の前の世界」は、ただそのままにそこに在るものだ

なのに「あなた」は「あの子は、あれこれ、こういうつもりでやっている」と

勝手に「想って」しまう

この「勝手に想ったこと」が「あなたの抱えているもの=投影したもの」なのである

その「あなたの勝手な想い込み」は

「あの子」では無いし「あの子」とは何の関係も無いものだ

なのに「あなたの持っていたもの」がそこに出てきたのだ

このように「他のもの」によって

「あなたの抱えているもの」が映し出されてくるのである