NO.262
この世界の中で「未来を観ている」と言ったところで
それは “本当の未来” ではなく
「過去の経験から割り出した、それらしきもの」を
「未来」と呼んでいるだけである
つまり、それは「未来らしき思考」なのである
だから、あなたが「何を」想おうが
それは「未来」ではなく「既知のもの」である
この「既知のもの」を、この世界では「未来」と呼んでいるのである
さて、本当の意味で、“未来を観る” というのは
“あなたが今に在って、その位置で前を向いたとき” である
つまり、“もやっとしたここ”
ここに、“未来が在る” のだ
つまり、“未来” は「あなたが考えたもの」ではなく
“ここに起こりそうなもの” のことである
それは “向こうからやってくる”
あなたが “意識を置いて前を向いたとき”
そこに、何らかのアプローチが向こうから起きてくる
その “未来から来るアプローチ” に
“隙間なく、あなたが応えていくこと”
これが “創造” である
そして、この “創造の状態” に在りながら
“何らかの心持ち” を持って行うことで
“その心持ちに合う物事” がそこに起こり出す
そして、そのことに、またあなたが応えていく
これが “未来を創造する” ということである