「あなた」が何もしないとき未知がひらく

あなた

NO.3

目の前の出来事に「意味」を付け足していく

「これはいい、あれはダメだ」というように

これは、あなたが「こうであって欲しい」という「欲」を持っているからである

この「欲」を辿っていけば「生存するため」からきているのだ

はて? あなたは「誰の生存」を望んでいるのだろうか?

「あなた=自我」である

あなたは、この「あなた」を生存させるために必死になっているのだ

だが、もし、あなたがこの「あなた」を捨てる勇気があるのなら

これは「恐怖を捨てる」と言うことなのだが

この「あなた」は消えるのだ

すると、そこに “世界だけ” が残される

もちろん「あなたの首から下の身体」も世界の中に残っている

この光景を観たら笑ってしまうだろう

その “穏やかな世界”

その “世界があなた” だったのだ

そこには “それだけ” しかなかったのだ

だが、その様子を “観ているもの” がいる

この “観ているもの” と “世界” とはイコールだ

これが、“あなた” なのである