「あなた」が何もしないとき未知がひらく

“そこに残っているもの”

NO.538

さあ、実験だ

あなたが目をつむる

視界が閉ざされるが

そこには “あなたという存在” がまだ残っている

この “存在” を感じてみなさい

さらには耳も塞いでみる

それでも、“あなたという存在” がまだそこに残っている

この時点でもう「身体の質量」は感じてないはずだ

なのに、そこに呼吸と共にまだ “残っているもの” がある

この “残っている存在”

この “存在” が、“本当のあなた” である

つまり、あなたは「五感」では無く

その “存在” なのだ

あなたは「五感」を “観ているもの” なのである

よって、あなたが「五感」に惑わされることなく

その “存在” であり続けたなら

それが “素のあなた” であり

それが “神” なのである