「あなた」が何もしないとき未知がひらく

反転の反転と“覗いているもの”

NO.185

あなたは「世界」と対峙している

つまり、あなたから見た「世界」がある

これがいつもあなたが見ている「視界」である

これを反転させる

すると “世界があなた” に成る

そこは “世界だけ” だ

そこに「あなた」は居ない

だが、そこには “観ているもの” が居る

これが、“あなた” だ

だが、これはいつもの「あなた」ではない

いつもの「あなた」は

「あなた」から「世界」を見ているが

この “あなた” は “世界そのもの” なのである

つまり、“観ているもの自体が、世界” なのだ

これが一度目の反転である

  

次は、そこから螺旋に反転する

これは「元に戻らずその先へ行く」ということである

そこには「世界とあなたの身体との両方」を “覗いているもの” が現れる

これが二度目の反転だ

ここがバックグラウンド

“「全て」を存在させているペース” と成るもの

これが無かったら、何も存在することが出来ないもの

これが、“ブラフマン” であり

“無のあなた” だ

“覗いているもの” である

すると、そこから「 観えている世界」は

「幻想」なのが解るのである