「あなた」が何もしないとき未知がひらく

悪者はいない

NO.109

あなたの世界に悪者はいない

一人もいない

もしそこに現れているのだとしたら

それはあなたの中の「疑い」である

だが、その「疑い」は、本来は実在しないものである

その実在しない「疑い」を、あなたが信じてしまうことで

そこに「別の世界」が生まれてくる

そこが「苦」だ

この「苦の世界」が「いつものあなたの世界」なのである

だから、そこは「疑い」だらけとなる

あなたはそこで、毎日闘わなければならなくなる

その敵は「あなたが創った疑い」だ

だから、もうそんな馬鹿なことはやめなさい

だからといって「何でも信じればいい」と言うことではない

あなたが「NOなもの」は、「それを選択しない」だけのことである

そこに “起こったこと” を、“観るだけ” でいいのだ

そこに何も付け足さないし、目を背けたりもしない

このとき “ベストな行為” が起きてくる

これは「疑い」から起きた行為ではない

  

さて、このような状態で、ずっとここに「疑い」が無くなったら

そこはどう成るだろうか?

「疑いが有るから、違う方を選ぼう」といった「二元」が無くなるのだ

そこは、ピタッと “一元” に成る

“それだけが在る世界” だ

“そこ” なのだ

もし、あなたが “ここ” を掴むことが出来たなら

あなたの周りに “新しい世界” が開けてくる

それは霧が晴れるように、ふわ~っと現れてくる

ふわ~っとだ

覚醒は、“体験を伴っている” のである

“そこに現れた世界” には「疑い」など起きてこない

そこに「隙間」が無いから「疑い」が起きないのだ

だから、そこには「悪者」は居なくなる

そこが、“あなたの世界” である