NO.309
あなたが「スムーズな流れで行為をしている」とき
その流れに「ストップをかけるような物事」が起きてくる
たとえば、ちょうど素麺が湯で上がったので、お湯を捨てようとしていたときのことだ
誰かがスーッとやって来て、そのシンクで手を洗い始めたりするのだ
ほんの一瞬だった
あなたはイラっときてしまう
なんでこの人は、いつも流れに乗らずに一人だけ「邪魔になるタイミング」を作り出してくるのだろう
この人はこの前もそうだった
この前も、素麺のお湯を捨てようとしたときにかぎって、シンクで手を洗い始めたのだ
この人は、よく「スーパーでお婆さんが通路の邪魔になって困る」という話を私にしてくる
そのたびに「あなたのタイミングの方が、人とズレているからではないか?」と、私は内心思っていたのだ
だが、ちょっと待て
今までのあなたにとって「あなたの流れを止める相手」の方が、「悪」だった
だが、これからは、“あなたの方が止まりなさい”
なぜなら、この瞬間に「あなたの自動操縦」が止まるからだ
「あなたの自動操縦」が、このとき変更されるのである
これこそが、そこを “あなたの世界” に切り替えるきっかけに成るのである
だが、これは「我慢してそのようにする」のではない
そこに “あなたの意識が在るが故にそう成る” のである
“新しい世界” は、そこから芽生えるのだ
だから、常に “意識的に在りなさい”
ならば、その世界の “主導権” はあなたの方に成る
“あなたが、それを許した” のだからね
このとき、あなたは “微笑みを持って許している”
そこに “あなたの意識が充満しているのを感じる” からである
“そこがあなたの世界に成っているのが解る” からである
その “愛おしい世界”
そこに在るのは “それだけ” だ
だから、あなたは幸せなのである