NO.114
「エゴ」と呼ばれるものがある
だが、この「エゴ」があるからこそ
今まで「いろんな体験」が出来たのだ
いわゆる「苦楽」というものである
そして「それら苦楽」の繰り返しが「人生と呼ばれるもの」だったのである
それらが「エゴの体験」だったことにも気付かずに、である
だが、やがて「何かがおかしい」と気付き始めるときがくる
この「エゴ」自らが「何かがおかしい」と気付き始めるのである
そこから、あなたの探求が始まっていく
この「エゴ自ら」が探求を開始するのである
だが、このエゴからは “真理を見ること” は出来ない
このエゴが立ち上がる前の “本体” が真理だからだ
エゴは、“その本体” から分離して誕生している
その分離する前に在るのが “真理” なのだ
ならば、あなたはこの “真理” を発見するために
どうすればよいのだろう?
あなたは分離する前まで、辿り着かなければならないのだ
これを発見するためにエゴが動いていく
だから、そのまま徹底的に探求をやりなさい
そのうちあなたは探求がやめられなくなるだろう
あなたの中の “何かが気付き出してくる” からだ
そのうち少しずつだが
あなたの中で “何かが乖離をし始める”
あなたは今までとは違う “スペースが在ること” に気付き出す
その “ニュートラルなスペース”
「あれれ? 今までの状態よりもこっちの方が自然なのではないか?」
このように気付き出してくる
やがて、あなたは “おかしな体験” をする
そう、“恩寵” がやってくるのだ
このとき、あなたは今までとは違う “何か別の状態がある” ことを知ることになる
だが、それはまだこの段階では “言葉に出来ない体験” だ
だが、“それ” は確かに起こったのだ
あなたは “この体験” を忘れることは無いだろう
このときのことを文章にしておきなさい
やがて、徐々に “理解するときがくる”