NO.239
あなたの前に現れたものは、あなたがエネルギーを与えたものである
「あなたが見て引っ掛かったもの」
それらは「あなたがそこにエネルギーを与えた」から引っ掛かったのである
もし、そうでなければそこに有ったとしてもスルーしている
さて、あなたが「強く惹かれたもの」は
あなたが「強く」エネルギーを与えたものである
あなたはそれに「強く意味を与えて」しまった
だから、それが「強く」浮かび上がっているのである
もし、あなたが「そのこと」を外したいのであれば
「そのこと」にエネルギーを与えなければいいのだ
だが、あなたはずっと「そのこと」にエネルギーを与えてしまう
嫌なものであればあるほど「そのこと」に引っ掛かってしまう
なぜだろうか?
あなたが「そのこと」を『いけないことだ』としているからである
これは「引っ掛かっている出来事」を外すということではなく
『いけないことだ、としているルール』を外すのである
その「ルール」を観るのだ
この「ルール」を観ているとき、あなたは「そこ」から外れている
そして「そのルール」を “空(ニュートラル)” に戻すのだ
これでもう「そこ」は「問題」にならなくなる
「そのこと」もいずれ変化していくだろう
あなたが固定さえしなければ
全てのものは変化していくのだ
これが “諸行無常”
良いも悪いも “諸行無常”
ちなみに「ほら、何も変わらないじゃないか!」とあなたが言うのなら
あなたの「そこ」はまだ、“空” には成っていない
ならば、その「苦の感情」が治まるまでには時間がかかるのである
「感情」は「時間」を伴っているからである
その間「苦の感情」は何度でもあなたの元に繰り返しやって来る
つまりは「あなたにとって良い事も、不都合な事も、固定などしてはいけない」ということである
「 “そのまま” を自然に流していきなさい」ということである
あなたは、“その流れる様子を観ているもの” だからである
あなたが、“世界が流れている様子” を眺めているとき
そこを止める必要性を全く感じなくなるだろう
どんなことが在っても全てが新鮮で悦びに成っているからだ
これは、“あなたがが空に成っているとき” に起きることである