「あなた」が何もしないとき未知がひらく

ねたみ

NO.189

あなたに「ねたみ」が起きるのは

過去生でそれをもう「経験済み」だからである

あなたは「それを以前に持ったこと」があり

そのときの「感情の記憶」をあなたはすでに持っているからである

だから、他の人が「そこで感じている良さ」があなたには解かってしまう

だが、今のあなたには「それ」が無い

だから、「それ」を羨ましく思ってしまうのである

だがこれは、あなたの今生に「それは必要ない」ということでもある

  

さて、あなたに好きな人が出来たとする

だが、しばらくすると何かが違っていると思ってしまう

このように思わない人もいるがあなたはそう思ってしまう

なぜだろうか?

それは、あなたが「その様なことを何度も過去生で経験済み」だからである

では、今生で、あなたが納得するパートナーとはどのような人物なのだろうか?

それは、“お互いを映し合うお相手” を見つけたときである

だから、それまではどのような異性と出会っても

パートナーとしては納得することが出来ないだろう

周りの者は「それを2人で合わせていくのが『愛』ですよ」などと言うのかもしれない

だが、これは「そのレベル」の話をしているのではないのである

若い頃は、ほとんどの男女が「性的関係を持つため」に異性を求めていく

だが、あなたはそうでは無いはずだ

少し違っているはずだ

それは、あなたが “お互いを映し合うお相手” が現れるまでは納得出来ないからである

つまり、“あなたがお相手で、お相手があなたに成る”、お相手である

これは、“あなたがある程度は覚醒していなければ気付けない” ということでもある

そして、これは男性側からでないと気付きにくいのである

なぜなら「男性」がほんのちょっとだけ先に誕生して

そこから間髪入れずに、“その対” と成る「女性」が誕生しているからである

だから、男性からは「自分の分身である女性」が判りやすいが

女性側からは「自分の本体である男性」にはなかなか気付けないのである

これが、イザナミ(女神)側から、イザナギ(男神)側へ声をかけたときに上手くいかなかった話の所以でもある

だが、あなたが「この位置」を超えたとき

つまり「この世界」からの脱出が可能と成るまで “覚醒” が進んだとき

今度は逆に “世界(女性)” の方から

あなたが見つけられることに成るのである

  

さて、あなたがあなたで満たされているとき

そこには、何者も必要ではなくなる

あなたはひとりで充分に満たされている

あなたがそう成っているとき

そこに “必然” が起きてくる

あなたは “必然” と共に在る

そこに在るものが “本物” だ